27日午前、信者6人死亡事件で死刑が確定した江藤幸子(さちこ)死刑囚(65)ら2人の刑が執行されたことについて、滝法相は「十分に検討して判断した」と語った。 滝法相はこの日、記者会見で死刑執行の間隔に触れ、「8月の執行以前から調査を進めてきた」として時間をかけて調査した上で執行したと述べた。また、25日の閣議後記者会見で、内閣改造で法相続投を望まないことをほのめかしていることから、辞任が前提の「駆け込み執行では」などの質問も出たが、「最終判断したのは25日以前で、駆け込みではない」と否定した。 一方、日本弁護士連合会は「死刑廃止について社会的な議論が行われる間の執行停止を求めていたが、要請を無視した連続執行は容認できない」とする山岸憲司会長名の声明を発表した。