「博多ラーメンとは何か」を語れるか 福岡に本社を置く豚骨ラーメンチェーンの博多一幸舎は『アジアで働く いまはその時だ』に掲載された後もアジアに店舗を増やしている。現在は東京にも出店して国内が11店舗、海外はシンガポールの2店舗を含め、24店舗となった。そして前回、紹介した吉岡大輔との出会いをきっかけに、ヨーロッパ進出も目論んでいる。 同チェーンの特色はいずれも直営で、FC店がないこと。店を増やすには、人材を集めて教育するしかない。同社代表の入沢元、インドネシアおよび中国の北京、上海地区を統括する大石昌明両氏に、海外で仕事をする際の問題点について聞いた。今回の話題は主に中国だが、博多発シンガポール経由の番外編としてお届けしたい。 いまの出店状況はどうなっていますか。 入沢:国内は2014年末に東京に出しました。海外はオーストラリアのメルボルン、そして中国は北京です。現在、計画中なのがフィリピ