1年近く携わってきたプロジェクトが、そのシステムの カットオーバーを待たずして、終了する、その喪失感と 言ったら、どれほどのものか。空虚。 しかし、開発側以上に、顧客の方の思い、その思いの深さをこそ 推して図るべしだろう。 "ちょっとした規模"の開発プロジェクトを最初から最後まで 2回こなせるくらいの投資に対して、残された成果物には、 コードの断片すらない。 時間と労力と、資金を費やして、でも、動くものは何もない。 これが、滝の開発だ。 われわれは一体、どれだけの価値を残せたのだろうか。 価値へのアクセスを早期に実現する開発がある。 もし、われわれが、滝ではなく、アジャイルな開発を提案して いたら。 顧客は、"ちょっとした規模"のソフトウェアを手に入れられて いたのではないかと、想像する。 果たして、価値の提供できない者に、顧客は価値を 見出してくれるだろうか。 現在のやり方を変え、顧客の
![開発の現場に必要なのは、"アジャイルっぽい開発"ではない。 - The Dragon Scroll](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/64f59f77eae36a1860de2f5f47c9e77f0e8ca2f1/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimages-fe.ssl-images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51bWSe172CL._SL160_.jpg)