ベスーン被告を「除名」=弓矢持ち込みはポリシー違反−シー・シェパード ベスーン被告を「除名」=弓矢持ち込みはポリシー違反−シー・シェパード 【シドニー時事】反捕鯨団体シー・シェパード(SS)は8日までに、SSの小型高速船「アディ・ギル(AG)」号元船長で、日本で傷害罪などに問われているニュージーランド国籍のピーター・ベスーン被告(45)を事実上の除名処分とすることを明らかにした。同被告が弓矢をAG号に持ち込んだ行為はSSの「攻撃的な非暴力直接行動」のポリシーに反すると説明している。 SS幹部は声明で、「矢は使われず、人に対して使うつもりもなかったことは分かっているが、SSの活動にそれを持ち込んだのは容認できない」と説明。同被告を将来の抗議活動には参加させず、同被告はSSの正式メンバーではなくなるとした。ただ、日本での裁判を通じた同被告支援は続けていくとしている。(2010/06/08-1
【バンコク=塚本和人】オーストラリアのラッド政権が28日、南極海での日本の調査捕鯨の廃止を求めて来週にも国際司法裁判所(ICJ)に提訴すると明言した。豪州では年内にも総選挙が行われる見通しで、内政面で逆風にさらされるラッド政権は、反捕鯨の国内世論を背景に強い姿勢を打ち出さざるをえなくなったことが理由に挙げられる。 豪側は提訴の法的根拠を明示していないが、豪ニューサウスウェールズ大学のデイビッド・リアリー上級研究員によると、日本の調査捕鯨が科学目的での捕鯨を認めた国際捕鯨取締条約に違反しているとの観点から提訴する可能性が高いとみられる。一方、日本側は同条約に基づいて合法的に調査捕鯨を行っており、「裁判に持ち込まれても負けることはない」(日本政府関係者)との立場だ。 豪州が提訴の理由の一つとしている国際捕鯨委員会(IWC)での交渉は、6月末からモロッコで開かれる年次総会に向けた詰めの協議が
【ジャカルタ佐藤賢二郎】オーストラリア政府は28日、捕鯨問題を巡って日本を国際司法裁判所(オランダ・ハーグ)に提訴するとの声明を発表した。日本に南極海での調査捕鯨を中止するよう求め、来週前半には正式な訴状を提出する。 声明は「国際捕鯨委員会(IWC)で外交交渉を続けてきたが、クジラ保護のための合意に達する可能性が少なくなった」と提訴の理由を説明。AFP通信によると、スミス外相は「提訴を(捕鯨問題に限った)単独の法的な調停として取り扱う」とし、貿易を含めた対日関係には影響しないと強調した。ギャレット環境相は「『科学のため』という名を借りて行われている南極海でのクジラの殺りくを終わらせたい」と述べた。 オーストラリアのラッド首相は今年2月、外交交渉による南極海での日本の調査捕鯨中止が実現できなければ、捕鯨シーズンが始まる11月までに国際司法裁判所に提訴する考えを明らかにしていた。
南極海で調査捕鯨をしていた捕鯨船団の監視船「第2昭南丸」(712トン)に侵入したなどとして、艦船侵入や傷害、威力業務妨害、銃刀法違反(所持)など五つの罪に問われた反捕鯨団体シー・シェパードの元船長、ピーター・ベスーン被告(45)の初公判が27日、東京地裁(多和田隆史裁判長)で開かれた。 ベスーン被告は、酪酸入りのガラス瓶を発射して乗組員を負傷させたとされる傷害罪について、「いかなる人も傷つける意図はなかった」と否認。ほかの四つの罪については起訴事実を認めた。 調査捕鯨への過激な妨害行為で知られるシー・シェパードのメンバーが日本の刑事裁判で裁かれるのは初めて。傍聴席には外国メディアの記者の姿もあった。 ベスーン被告は午前10時、黒いスーツに白いワイシャツ姿で入廷。警備担当職員8人が配置され、多和田裁判長が冒頭、傍聴者に「不規則発言や、みだりに席を立つ行為をすれば退廷を命じます」と宣言した。
反捕鯨団体シー・シェパード(SS)のメンバーが日本の調査捕鯨船に侵入した事件で、傷害や艦船侵入など五つの罪に問われたSSの小型高速船元船長ピーター・ベスーン被告(45)=ニュージーランド国籍=の初公判が27日午前、東京地裁(多和田隆史裁判長)で始まり、ベスーン被告は「いかなる人も傷付ける意図はなかった」と傷害罪については否認したが、その他の起訴内容はおおむね認めた。 起訴状によると、ベスーン被告は2月11日午後11時(日本時間)ごろ、他のSS関係者と共謀し、南極海を航行中の調査捕鯨船・第2昭南丸に、皮膚のただれを起こす酪酸入りのガラス瓶を、圧縮空気式の装置を使って発射。妨害行為を排除するために甲板にいた乗組員(24)の顔などに酪酸を浴びせて1週間のけがを負わせ、警備業務も妨害したとされる。同月15日午前7時半ごろには、所持していたナイフ(刃渡り約19センチ)で防護ネットを切って第2昭南丸
第2昭南丸船上で実況見分に応じるピーター・ベスーン被告(右端)=横浜市中区で2010年3月、石井諭撮影 反捕鯨団体「シー・シェパード(SS)」による日本の調査捕鯨妨害事件で、傷害や艦船侵入など5罪で起訴された抗議船「アディ・ギル号」元船長、ピーター・ベスーン被告(45)=ニュージーランド国籍=は27日、東京地裁で開かれた初公判で「いかなる人も傷つける意図はなかった」と述べ傷害罪の起訴内容を否認した。他の4罪は認めたが、威力業務妨害罪は「背景にいろいろな事情があり審理で明らかにする」、艦船侵入罪は「正当な理由があった」と述べた。 SSの妨害行為が日本の法廷で裁かれるのは初めて。ベスーン被告は黒のスーツ上下と白いシャツを着用して入廷。公判の冒頭で多和田隆史裁判長は「不規則発言や不穏な挙動があればただちに退廷させ、録音機などの使用が判明したら身柄を拘束する」と異例の注意をした。ベスーン被告は人定
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調査捕鯨妨害事件で東京拘置所勾留され、27日に初公判を迎える米団体シー・シェパード(SS)のメンバー、ピーター・ジェームス・ベスーン被告(45)=ニュージーランド国籍=は23日までに、産経新聞との接見に応じた。同被告は、自身を「ラストサムライ」と呼び徹底した法廷闘争を叫ぶSS代表のポール・ワトソン容疑者(59)=カナダ国籍=は「間違っている」と語り、ミゾをうかがわせた。 ワトソン容疑者はベスーン被告が拘束されて以来、「日本は違法な捕鯨を終わらせるための(抗議行動の)結集地となる」と主張し、法廷闘争のための寄付を募り、各国の日本大使館で抗議デモを行うよう支持者らに呼びかけてきた。ベスーン被告には「クジラのために命をかけることを誓ったのであれば、刑事被告人として扱われる脅威など些細(ささい)なものだ」と、徹底した法廷闘争を求めていた。 だが、度重なる接見で同被告は「日本の捕鯨は許せないが、私は
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