米Qualcommのプロセッサを搭載したAndroid端末のセキュリティ機能「TrustZone」のコード実行の脆弱性を突いてAndroidのフルディスク暗号化を破る方法を発見したとして、セキュリティ研究者がブログで詳細を公表した。 研究者のブログによると、Androidのフルディスク暗号化はAndroid 5.0以降、デフォルトで有効になり、ユーザーの情報が自動的に保護されるようになった。 しかし、Androidで暗号鍵を守るためのモジュール「KeyMaster」では、「ソフトウェアによる抽出が不可能な真のハードウェア鍵が使われておらず、鍵が直接TrustZoneに受け渡されてしまう」と研究者は解説。KeyMaster鍵を抽出するTrustZoneイメージをOEMが作成して署名すれば、捜査機関がその鍵を使ってブルートフォース攻撃を仕掛け、端末のフルディスク暗号化のパスワードを簡単に破るこ