モデム接続やPPPoE接続、VPN接続の「PPTP」など、ノード間の接続に用いる「Point-to-Point Protocol(PPP)」の接続セッションを管理する「pppd」に、深刻な脆弱性が含まれていることがわかった。 Linuxなどで広く採用されているPaul's PPP Packageの「pppd」に脆弱性「CVE-2020-8597」が明らかとなったもの。 「同2.4.8」から「同2.4.2」までが影響を受ける。 認証プロトコル「EAP(Extensible Authentication Protocol)」のパケットを処理する際、データサイズの検証処理に問題があり、バッファオーバーフローが生じるという。 脆弱性を悪用されると、任意のコードを実行されたり、サービス拒否に陥るおそれがある。認証に「EAP」を用いていない環境でもパケットを受け付け、脆弱性の影響を受ける可能性があるた