不正サイトを使ってChromeを盗聴ツールとして利用すれば、コンピュータ周辺で交わされる電話や会議などの会話を録音できてしまうと研究者は解説している。 米GoogleのWebブラウザ「Chrome」に、音声認識機能を使ってユーザーのコンピュータ周辺の音声を収録できてしまうバグが存在するとして、イスラエルの研究者が自身のブログで実証ビデオを公表した。 研究者がWebサイトに掲載した実証ビデオでは、To doリストを装った不正サイトを使ってユーザーが音声認識を有効にするよう仕向けている。Chromeのタブには音声を収録中であることを示す赤い信号が点滅する。ところが、このWebサイトを離れて他のWebサイトに切り替え、赤い信号が消滅した後も、不正サイトで密かに音声の収録を続けることができてしまうという。 音声収録機能は休止状態にしておいて、例えば「NSA」「シリア」といった特定の単語が聞こえると