eSIMを超える「iSIM」に取り組むソラコム、あらゆるネットワークから接続可能に:製造業IoT(1/2 ページ) ソラコムは、オンラインで開催中の年次ユーザーイベント「Discovery 2021 ONLINE」の基調講演において、新サービスとなる「SORACOM Arc」や、SIMカードの機能をセルラーSoC内に集積する「iSIM」など、同社の最新の取り組みについて紹介した。
![eSIMを超える「iSIM」に取り組むソラコム、あらゆるネットワークから接続可能に](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/d76fed781fb78c21eeea2d2fb39d9387ff0abe9d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fmn%2Farticles%2F2106%2F23%2Fcover_news061.jpg)
ソラコムは2020年2月21日、eSIMを使ったiOSデバイス向けの海外データ通信サービス「Soracom Mobile」を、日・米・英で提供開始したと発表した。IoT(Internet of Things)では多様なサービスを展開している同社だが、コンシューマー向けサービスは初めて。ただしソラコムは、単なる海外SIM事業者になろうとしているわけではない。 「リモートSIMプロビジョニングに対応したSIM」という意味でのeSIMを使ったモバイル通信サービスは、IIJmioがβ版として提供している。だが、IIJmioでは申し込み手続きが終了すると送られてくるQRコードを読み込むことで、情報をeSIMに設定する必要がある。ソラコムも、QRコードを使ったeSIMへの通信プロファイル書き込みは、限定的に対応してきた。 Soracom MobileではiOSアプリから申し込むと、そのままApple
[PR]AGCではIoTデバイスを従業員に携帯させ、その作業や活動を見える化することで改善活動の促進を図っている。 製造業のIoTと言えば、加工のための設備に適用して稼働率や生産効率を向上させたり、製品に適用して販売後の運用やアフターサポートを効率化させたりするといったスタイルが定番だ。しかし、まったく別のIoT活用の例もある。それを実践しているのがAGC(旭硝子から社名変更)だ。IoTデバイスを従業員に携帯させ、その作業や活動を見える化することで改善活動の促進を図っている。担当者である資材・物流部の高橋正人氏に、どのように取り組んでいるかを聞いた。 端的には「時間の使い方をよくする」こと 2018年7月に「旭硝子株式会社」から社名を一新したAGC。創立から110年を経て世界的素材メーカーの地位を確立、フロート板ガラスや自動車ガラスなどで世界シェアNo.1を誇るだけでなく、電子・化学品・セ
ソラコムは7月4日、自社のカンファレンスイベント「“Discovery”2018」の開催に合わせて、IoTプラットフォーム「SORACOM」の新機能や新サービスなどを発表。IoT向け回線サービス「SORACOM Air for セルラー」に、「LTE-M」が利用可能な「SORACOM Air for セルラー pran-KM1」を提供することを明らかにした。 これは2017年にソラコムを買収したKDDIが展開しているLTE-Mのネットワークを用いたもの。LTE-Mは従来のLTEを用いたサービスよりも低速だが、IoT向け通信方式であるLPWAの1つであるため、低消費電力かつ広範囲のエリアカバーを実現できる。もちろん、ウェブからの回線設定や管理ができる、ソラコムが提供するさまざまなサービスが利用できるなど、従来のSORACOM Air for セルラーと同じサービスを利用可能だ。 このサービス
ソラコム、SIM認証をベースにデバイスへ秘密鍵や証明書の組み込みを自動化する新サービス「SORACOM Krypton」発表 あるデバイスをセキュアにネットワークやサービスに接続しようとする場合、デバイス側に秘密鍵や証明書といった情報を持たせる必要に迫られることがしばしばあります。 デバイスごとに異なる秘密鍵や証明書をデバイスに組み込む作業は、対象となるデバイスが5台や10台であれば手作業でも問題ないでしょう。しかしIoTデバイスの本格普及がはじまり、数百台以上を同時に展開するとなればどうでしょうか。何らかの自動化を行わなければ、とてもこなせるものではありません。 IoTデバイスを商品として大規模に製造、出荷することなどを想定した場合、このプロセスの自動化は大きな課題となります。 SIMをベースに暗号鍵や証明書をデバイスごとに取得 IoT向けのサービス基盤を提供するソラコムはこうした課題を
2018年7月4日、IoTプラットフォームを展開するソラコムは「SORACOM Conference "Discovery" 2018」を開催。登録人数で3000名を数えたというイベントの基調講演では、SORACOM Air for セルラーのLTE-M版やAWS IoT 1-Click対応のボタンデバイス、SORACOM KryptonやLagoonなどの新サービス・製品を一気に発表した。 初対面から62日間で製品に至るソラコムのスピード感 3回目となるSORACOM Conference "Discovery"の基調講演に登壇したソラコム代表取締役社長の玉川憲氏は、2015年の起業やSORACOMサービスの開始、約30億円の資金調達と海外展開、そして2017年のKDDIグループ入り前の沿革を説明。11種類のサービス、1万を超えるユーザー、460社のパートナーなどの数値を示し、「これらは
みなさん、こんにちはソラコムエンジニアのKengoです。 本日、Discovery2018で新サービスSORACOM Kryptonを発表しました! 私は、この SORACOM Krypton の ProductOwner であり、ArchitecuteOwner であり、そして、ベイスターズファンでもあります。 新サービスSORACOM Kryptonを発表できたことを大変うれしく思っています。 SORACOM Krypton 背景 Kryptonはセキュア・プロビジョニングサービスです。 なぜこのサービスを提供することになったのか、背景を少し説明したいと思います。 IoTシステムにおいて最も重要な課題の1つがセキュリティです。 通信の盗聴、サーバーやクラウドサービスへアクセスするための認証情報の漏れ、デバイスにリモートアクセスされるリスク、マルウェアを仕込まれるリスクもあります。IoT
SORACOM、セキュアプロビジョニングサービス「SORACOM Krypton」、ダッシュボードサービス「SORACOM Lagoon」を提供開始、セルラーLPWA「LTE-M」への対応も発表 (株)ソラコムは2018年7月4日、同社の提供するIoT通信プラットフォーム「SORACOM」における新たなサービス2種の開始を発表した。発表は同日開催された同社主催するカンファレンス「SORACOM Conference “Discovery” 2018」の基調講演で行われた。 セキュアプロビジョニングサービス「SORACOM Krypton」 新サービスの1つ「SORACOM Krypton」は、SORACOMが提供するセルラー用SIMの認証機能をもとに、同社の認証基盤を使ってさまざまなクラウドサービスに接続するためのプロビジョニング(初期設定)をIoTデバイスにセキュアに組み込むサ
はじめに ソラコムCTOの安川です。この書き出しでブログを書くのは実は今回が初めてで、ちょっと緊張しています。 9月30日に皆様にお披露目したIoT Platform SORACOMはたくさんの皆様に注目を頂き、これまで構想から開発、リリースまで力を注いできたチームの一人としてこれ以上ない喜びを感じています。核であるモバイル通信サービス、SORACOM Airの加入者数も、おかげさまで今月は純増数過去最高を記録しております(今月が初月なので当たり前 笑)。 思い起こせば、初めてAWSに触れたのはEricsson Research時代にIoT/M2M, Connected Home/Car/Thingの研究プロジェクトに携わっていた時でした。当時、たくさんのモノが繋がるシステムの絵を描きながら、その中心にあるクラウドの可能性に魅せられ、もっと深く追求したい、その力を使いこなせるようになって世
株式会社MAGLABは、実施済みのPoCをプロトタイプ化したモデルを組み合わせる同社の「リユースPoC」において、株式会社ソラコムのSORACOM Junctionならびにトレンドマイクロ株式会社のセキュリティVNFを組み合わせることにより、新たにIoT利用時のセキュリティ対策を組み入れた「リユースPoC」の提供を開始した。また、セキュリティVNFの構築運用はクラスメソッド株式会社が行う。 「リユースPoC」にソラコム、トレンドマイクロのセキュリティ対策を組み入れた MAGLABは、トレンドマイクロのセキュリティVNFを新たに「リユースPoC」内に搭載する。このことは、PoC環境の安全性を確保する点だけではなく、各社のサービスを積極的に利用することで国内外の利用機会と実例を増やし、製品のフィードバックを行いながら相互に製品レベルを上げていく取り組みの一つになるという。 なおこの取り組みは
IoTベンチャーとして注目されたソラコムを子会社化したことで、大きな注目を集めたKDDIのIoTビジネス。だが同社はソラコム買収以前にも、IoTビジネス拡大のためさまざまな布石を打ってきている。今後急拡大する可能性が高いIoTの分野で、KDDIは優位性をどこまで高められるだろうか。 立ち上げ時期のIoTビジネス開拓に向けた買収 去る8月2日、KDDIがIoTベンチャーのソラコムを買収して子会社化することを発表し、大きな驚きを与えた。ソラコムは設立3年目の企業ながら、通信のコアネットワークをクラウドに構築するという独自の技術で注目され、IoT向けネットワークの分野で急速に存在感を高めたベンチャーの雄でもあった。それだけに、KDDIの大胆な買収劇は驚きをもたらしたわけだ。 だがKDDIのここ最近の取り組みを見ると、実はソラコムの買収以前よりIoTビジネスの拡大に向け、さまざまな布石を打っており
ソラコムがSigfoxやソニーのLPWAとつながる、2つの新サービスも投入:Discovery 2017(1/2 ページ) ソラコムがユーザーイベント「Discovery 2017」を開催。基調講演に登壇した同社社長の玉川憲氏は、2つの新サービスの他、Sigfoxの国内を手掛ける京セラコミュニケーションシステム(KCCS)や独自のLPWAネットワーク技術を開発中のソニーとの提携など、新たな事業展開を矢継ぎ早に打ち出した。 ソラコムは2017年7月5日、東京都内でユーザーイベント「Discovery 2017」を開催した。基調講演に登壇した同社社長の玉川憲氏は、2つの新サービスの他、独自のLPWA(低消費電力広域無線通信)ネットワーク技術を開発中のソニーやSigfoxの国内を手掛ける京セラコミュニケーションシステム(KCCS)との提携など、新たな事業展開を矢継ぎ早に打ち出した。 ソラコムは2
IoTプラットフォーム「SORACOM」などのサービスを提供するソラコムは2017年7月5日、カンファレンス「SORACOM Conference “Discovery” 2017」で、IoT向け無線通信技術であるLPWAを用いたサービスの拡充を発表した。同社は現在、LPWAに分類される技術の一つであるLoRaWANを使ったデータ通信サービス「SORACOM Air for LoRaWAN」を提供している。 この日発表したLPWA関連の案件は4つ。(1)SORACOMのSigfoxへの対応、(2)SORACOM Air for LoRaWANで利用可能なデバイスとゲートウエイを追加、(3)SORACOM Air for LoRaWANとスカパーJSATの衛星通信を用いたIoT広域通信ネットワークの実証実験、(4)SORACOMとソニーのLPWAを用いたIoT広域通信ネットワークの実証実験―
2017-03-182017-03-21 ソラコム、ヨーロッパ進出、利用可能デバイスを展示 -MWC2017レポート④ スペインのバルセロナで開かれた、MWC2017。そのスタートアップが集まる会場で、日本のIoT業界でも同じみのソラコムが展示をしていた。 ソラコムはMWCの開かれた会場で、同日ヨーロッパでのサービス開始を発表している。 ソラコム、IoT通信プラットフォーム「SORACOM」を欧州でサービス提供開始 最終日にソラコムの玉川氏にお話を聞いたところ、「サービス開始と同時に対応デバイスはいくつもあり、どんどん増やしている。SORACOMのソリューションはヨーロッパでも注目されており多数の商談を行った。」と手ごたえを感じているようだった。 グローバルSIMと呼ばれる、このSIMでは世界各国の通信会社との提携を行うことで世界100カ国以上でSORACOMのプラットフォームを利用するこ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く