エステルハージ・ペーテル(ハンガリー語: Esterházy Péter, 1950年4月14日 - 2016年7月14日[1])は、ハンガリーの小説家。ドイツ語では、ペーター・エスターハージーと呼ばれる。ハンガリー貴族エステルハージ家の末裔にあたり、祖父はオーストリア=ハンガリー帝国最末期にハンガリーの首相を務めたエステルハージ・モーリツである。 生涯[編集] 貴族の末裔の家系であるため、第二次世界大戦後、共産主義政権によって一時家財を没収され、地方への強制移住を余儀なくされた。20代で小説を書き始め、1976年にデビューし、その斬新な作風や言語感覚によってハンガリー文学の新世代を代表する作家となった。独特な言葉の扱い方や、引用やパロディを頻繁に用いるその手法などから、しばしば「ポストモダン的」と評される。代表作には『ファンチコーとピンタ』や『純文学入門』、『フラバルの本』などがある。
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