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ブックマーク / bijutsutecho.com (29)

  • 建築家・白井晟一設計の個人住宅「桂花の舎」が江之浦測候所に移築へ

    建築家・白井晟一設計の個人住宅「桂花の舎」が江之浦測候所に移築へ建築家・白井晟一が晩年に設計した個人住宅のひとつである「桂花の舎(けいかのいえ)」。これを小田原文化財団 江之浦測候所のある「甘橘山」に移築するプロジェクトが始まった。 桂花の舎 Photo by Yasushi Ichikawa 渋谷区立松濤美術館などの設計で知られる建築家・白井晟一が晩年に設計した個人住宅のひとつ「桂花の舎(けいかのいえ)」。これが杉博司による小田原文化財団 江之浦測候所に移築される。 桂花の舎は、大和市・中央林間に建てられたもの。白井はこの家の完成を待たずに1983年に逝去したため、白井晟一研究所に引き継がれ、竣工した。施主は画家で、デザインや予算などに一切制限を設けないという条件で設計されており、随所に使われている栗材などにその痕跡が見られるという。この建築はその後、地区の宅地開発によって解体の危機に

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  • 国立ハンセン病資料館で「絵ごころでつながる-多磨全生園絵画の100年」が開催。絵画が寄り添った施設の100年

    国立ハンセン病資料館で「絵ごころでつながる-多磨全生園絵画の100年」が開催。絵画が寄り添った施設の100年東京・東村山市の国立ハンセン病資料館で、療養施設・多磨全生園の絵画活動100年の歩みをたどる展覧会「絵ごころでつながる-多磨全生園絵画の100年」が開催される。会期は3月2日〜9月1日。 絵を持つ「絵の会」会員、新憲法公布記念の書画展開催にあたって 1946年11月撮影 国立ハンセン病資料館蔵 東京・東村山市の国立ハンセン病資料館で「絵ごころでつながる-多磨全生園絵画の100年」が開催される。会期は3月2日〜9月1日。 およそ100年前となる1923年10月31日、ハンセン病患者の療養施設、第一区府県立全生病院(現・多磨全生園)の礼拝堂で、入所者が描いた絵画を初めて展示した「第壱回絵画会」が開幕した。展は、この絵画会を起点とする多磨全生園の絵画活動100年の歩みを一望し、初公開のも

    国立ハンセン病資料館で「絵ごころでつながる-多磨全生園絵画の100年」が開催。絵画が寄り添った施設の100年
  • 愛☆まどんながミヅマアートギャラリーを提訴。販売委託契約違反など主張

    愛☆まどんながミヅマアートギャラリーを提訴。販売委託契約違反など主張アーティストの愛☆まどんなが、東京と海外に拠点を置く株式会社ミヅマアートギャラリーに対して民事訴訟提起したことを公表した。損害賠償などを求めている。 訴訟の原因となった「彼女の顔が思い出せない」シリーズ(一部) 提供=愛まどんなプロダクション株式会社 デビュー以来、一貫して「美少女」だけを自分の感情を代弁する究極のモチーフとして描き続けているアーティスト・愛☆まどんな。同氏が、株式会社ミヅマアートギャラリーに対して民事訴訟提起したことを自身のウェブサイトで公表した。 原告は愛まどんなプロダクション株式会社と作家人。被告は株式会社ミヅマアートギャラリーと、同社代表取締役・倉重成忠、同社取締役・三潴末雄の3者。 愛☆まどんな側の訴えによると、株式会社ミヅマアートギャラリーは、愛まどんなプロダクション株式会社が2022年9月に

    愛☆まどんながミヅマアートギャラリーを提訴。販売委託契約違反など主張
  • 文化庁が「文化芸術分野の契約等に関する相談窓口」を開設。弁護士が芸術家や事業者の相談に対応

    文化庁が「文化芸術分野の契約等に関する相談窓口」を開設。弁護士が芸術家や事業者の相談に対応文化庁が、個人で活動する芸術家や事業者、文化芸術団体等を対象とした「文化芸術分野の契約等に関する相談窓口」を限定的に開設した。 文化庁が、1月18日に「文化芸術分野の契約等に関する相談窓口」を限定的に開設した。 文化庁の発表によると、この相談窓口は「個人で活動する芸術家等と、事業者や文化芸術団体等との間で、契約に関係して生じる疑問やトラブル等について弁護士がご相談に対応」するもの。 文化庁は相談窓口開設にあたり、「文化芸術の担い手は小規模な団体やフリーランス等が多く、不利な条件の下で業務に従事せざるを得ない状況等が生じています」としている。 こうした状況を受け、文化庁は「文化芸術分野の適正な契約関係構築に向けた検討会議」を開催し、昨年7月には「文化芸術分野の適正な契約関係構築に向けたガイドライン(検討

    文化庁が「文化芸術分野の契約等に関する相談窓口」を開設。弁護士が芸術家や事業者の相談に対応
  • 学芸員が見た「美術館 学芸員のラップバトルトーナメント」

    学芸員が見た「美術館 学芸員のラップバトルトーナメント」1月9日に岡山県立美術館で行われた前代未聞のイベント、美術館学芸員によるラップバトルトーナメント。開催前から話題をさらっていたこの試みを、同じ岡山県内にある大原美術館で学芸統括を務める柳沢秀行が振り返る。 文=柳沢秀行(大原美術館学芸統括) 私も、美術館やアートを世の中に近づけるための活動を、かなりアレコレとやってきたつもりだが、年末にこの企画を知ったときには、正直びっくり! &にわかには信じ難かった。 まず、岡山県立美術館(以後、県美)の主催事業であること。私の実家(最初に10年務めた館)であり、我が身のやったことを振り返っても、それほど硬い館だとは思わってはいないが、逆に「いきなり、これやる!」というのが偽らざる心情。 次なる理由が、あの県美の200席を超えるホールのステージ上で、作品への愛をラップで語るスキル&度胸がある学芸員が

    学芸員が見た「美術館 学芸員のラップバトルトーナメント」
  • 東京都人権部が飯山由貴の映像作品を検閲。上映禁止は「極めて悪質」|美術手帖

    東京都人権部が飯山由貴の映像作品を検閲。上映禁止は「極めて悪質」東京都人権プラザの主催事業として開催されているアーティスト・飯山由貴の企画展「あなたの当の家を探しにいく」。この展示の附帯事業として上映とトークが予定されていた映像作品《In-Mates》(2021)に対し、東京都人権部が作品上映を禁止する判断を下した。この「検閲」に対し、10月28日、厚生労働省で飯山由貴、FUNI(ラッパー/詩⼈)、外村⼤(東京⼤学教員)、小田原のどか(アーティスト)が記者会見を行った。 文=橋爪勇介(ウェブ版「美術手帖」編集長) 会見を行った小田原のどか(会見司会・アーティスト)、FUNI(ラッパー/詩⼈)、飯山由貴(アーティスト)、外村⼤(東京⼤学教員) 東京都人権プラザの主催事業として開催されているアーティスト・飯山由貴の企画展「あなたの当の家を探しにいく」(〜11月30日)。この展示の附帯事業と

    東京都人権部が飯山由貴の映像作品を検閲。上映禁止は「極めて悪質」|美術手帖
  • これまでにない春日大社の展覧会。金沢文庫で特別展「春日神霊の旅ー杉本博司 常陸から大和へ」開催へ

    これまでにない春日大社の展覧会。金沢文庫で特別展「春日神霊の旅ー杉博司 常陸から大和へ」開催へ公益財団法人小田原文化財団は2022年1月より、神奈川県立金沢文庫とともに特別展「春日神霊の旅ー杉博司 常陸から大和へ」を、金沢文庫で開催する。この開催を前に、白金のロンドンギャラリーで杉博司が記者会見を行った。 杉博司と金沢文庫主任学芸員・瀬谷貴之。中央は《春日鹿曼荼羅》(室町時代) 杉博司の大作である「江之浦測候所」を運営する公益財団法人小田原文化財団は、神奈川県立金沢文庫、春日大社とともに春日信仰を紹介する特別展「春日神霊の旅─杉博司 常陸から大和へ」を、金沢文庫で開催する。会期は2022年1月29日〜3月21日。 奈良市にある春日大社は、768年に奈良盆地の東に位置する御蓋山の麓に造形された神社。全国に約1000社ある春日神社の総社であり、世界文化遺産「古都奈良の文化財」のひ

    これまでにない春日大社の展覧会。金沢文庫で特別展「春日神霊の旅ー杉本博司 常陸から大和へ」開催へ
    florentine
    florentine 2021/11/03
    “春日神霊の旅─杉本博司 常陸から大和へ会期:2022年1月29日〜3月21日 会場:神奈川県立金沢文庫”
  • 布で包まれたパリ・凱旋門。いまは亡きクリストとジャンヌ=クロードの夢が実現

    布で包まれたパリ・凱旋門。いまは亡きクリストとジャンヌ=クロードの夢が実現1961年に故クリストとジャンヌ=クロードが構想した、パリのエトワール凱旋門を布で覆う計画「L’Arc de Triomphe, Wrapped(包まれた凱旋門)」が60年の時を経てついに完成。その一般公開が18日に始まった。 取材・文=長谷川香苗 クリストとジャンヌ=クロード L’Arc de Triomphe, Wrapped(包まれた凱旋門) 1961-2021 Photo by Lubri ©2021 Christo and Jeanne-Claude Foundation 「L’Arc de Triomphe, Wrapped」は布で覆われた凱旋門を9月18日から10月3日までの期間、誰もが自由に布で覆われた凱旋門を眺め、触れることのできる期間限定のアート。歴史的な建造物を布で覆い隠す、大がかりなアートプロ

    布で包まれたパリ・凱旋門。いまは亡きクリストとジャンヌ=クロードの夢が実現
    florentine
    florentine 2021/09/20
    いいなあ。。。クリスト、《アンブレラ》もすごくよかったんだよ。
  • 【今月の1冊】近代的思考の硬直を解きほぐす『近代の〈物神事実〉崇拝について─ならびに「聖像衝突」』

    【今月の1冊】近代的思考の硬直を解きほぐす『近代の〈物神事実〉崇拝について─ならびに「聖像衝突」』『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャーの中から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2017年12月号の「今月の1冊」は、ブリュノ・ラトゥールの著書『近代の〈物神事実〉崇拝について─ならびに「聖像衝突」』を取り上げた。 文=中島水緒 ブリュノ・ラトゥール著『近代の〈物神事実〉崇拝について─ならびに「聖像衝突」』の表紙 近代的思考を解きほぐすための方法論 ある彫刻家が前日に自分で彫り上げた彫像を、明くる朝に見て怯える。全面的な自由をもって制作していたはずの制作者が、自分の制作物に支配されてしまう転倒現象。自分が手掛けた女神像に恋をしたピュグマリオンのように「物神崇拝」に陥らないためには、彫刻家は作品を破壊すること=「聖像破壊」によって理性を取り戻す

    【今月の1冊】近代的思考の硬直を解きほぐす『近代の〈物神事実〉崇拝について─ならびに「聖像衝突」』
  • オークションレコード更新か? ダ・ヴィンチのドローイングがクリスティーズで競売へ

    オークションレコード更新か? ダ・ヴィンチのドローイングがクリスティーズで競売へイギリス王室コレクションなど以外の個人が所有する8枚のレオナルド・ダ・ヴィンチのドローイングのうちの1枚である《Head of a Bear》が、7月8日にクリスティーズ・ロンドンで開催されるオークションに出品。予想落札価格は800万〜1200万ポンドとなる。 レオナルド・ダ・ヴィンチ Head of a Bear (C) Christie’s 2021 レオナルド・ダ・ヴィンチのドローイング《Head of a Bear》が、7月8日にクリスティーズ・ロンドンで開催されるオークションに出品される。予想落札価格は800万〜1200万ポンド(約12億〜18億円)と推定されている。 同作は、イギリス王室コレクションとチャッツワースのデヴォンシャー・コレクション以外の個人が所有する8枚のダ・ヴィンチのドローイングのう

    オークションレコード更新か? ダ・ヴィンチのドローイングがクリスティーズで競売へ
    florentine
    florentine 2021/05/11
    “トーマス・ローレンス卿にまで遡る。1830年にローレンスが亡くなると、同作は彼のディーラーであるサミュエル・ウッドバーンに渡り、1860年にクリスティーズで2.5ポンドで売却”
  • 60以上の場所にコレクションを分散展示。ウフィツィ美術館の「Uffizi Diffusi」プロジェクトとは?

    60以上の場所にコレクションを分散展示。ウフィツィ美術館の「Uffizi Diffusi」プロジェクトとは?イタリア・フィレンツェにあるウフィツィ美術館が、そのコレクションの一部を周辺地域の町や村の60以上の場所で分散展示することを計画していることがわかった。 ウフィツィ美術館 (C) Pixabay 世界有数のルネサンス期の絵画コレクションで知られるイタリア・フィレンツェのウフィツィ美術館が、そのコレクションを周辺地域に分散展示することを計画していると「CNNトラベル」が報じた。 「Uffizi Diffusi(散在するウフィツィ)」と題されたこのプロジェクトは、同館のコレクションの一部をフィレンツェが位置するトスカーナ州の町や村の家々で展示し、地域全体をひとつの「散在する美術館」にしていくというもの。 詳細はまだ発表されていないが、同館は現在、「少なくとも60、もしかしたら100の展示

    60以上の場所にコレクションを分散展示。ウフィツィ美術館の「Uffizi Diffusi」プロジェクトとは?
  • ボッティチェリの肖像画、約96億円で落札。オールドマスターのオークション記録で史上2番目

    ボッティチェリの肖像画、約96億円で落札。オールドマスターのオークション記録で史上2番目ルネサンス期のイタリア人画家サンドロ・ボッティチェリの《ラウンドエルを持つ青年の肖像》(1480)が、1月28日にサザビーズ・ニューヨークで行われたオークションで約96億円で落札。この数字は、ボッティチェリのオークションにおける過去最高額を更新し、オールドマスターの過去最高額で史上2番目を記録した。 サンドロ・ボッティチェリ ラウンドエルを持つ青年の肖像 1480 出典=サザビーズのウェブサイトより 1月28日にサザビーズ・ニューヨークで行われたオークションで、サンドロ・ボッティチェリの《ラウンドエルを持つ青年の肖像》(1480)が9220万ドル(約96億円)で落札。この数字は、ボッティチェリのオークションにおける過去最高額を更新し、オールドマスターの過去最高額で史上2番目を記録した。 《プリマヴェーラ

    ボッティチェリの肖像画、約96億円で落札。オールドマスターのオークション記録で史上2番目
  • 美術館とジェンダーをめぐる30年の戦い 笠原美智子×小勝禮子 シリーズ:ジェンダーフリーは可能か?(2)

    美術館とジェンダーをめぐる30年の戦い 笠原美智子×小勝禮子 シリーズ:ジェンダーフリーは可能か?(2)1990年代から、日でもジェンダー視点を導入した展覧会が開催されるようになった。その流れを牽引したのが、2018年まで東京都写真美術館事業企画課長を務めた笠原美智子と、2016年まで栃木県立美術館学芸課長を務めた小勝禮子だ。美術館という現場の最前線で、現在まで継続してジェンダーの問題に多角的に取り組んでいる2人に、これまで企画した展覧会や、美術館制度について話を聞いた。�(『美術手帖』2017年11月号特集「GENDER IS OVER!?」より転載) 聞き手=編集部 構成=島貫泰介 左:朝倉摂 歓び 紙着色 1943 194×110cm 神奈川県立近代美術館蔵 中:石内都 mother's #49 2002 ゼラチン・シルバー・プリント 東京都写真美術館蔵 右:「総合開館20周年記

    美術館とジェンダーをめぐる30年の戦い 笠原美智子×小勝禮子 シリーズ:ジェンダーフリーは可能か?(2)
    florentine
    florentine 2020/06/16
    “逆に既存の価値観内での利益の享受者……つまり一部の男性ってことですけど、彼らが社会の変化の中で自分たちの利益が侵されつつあることに危機感を抱いているのが文章から伝わってくる”
  • 「美術館女子」は何が問題だったのか。「美術界のジェンダー格差を強化」「無知な観客の役割を女性に」

    「美術館女子」は何が問題だったのか。「美術界のジェンダー格差を強化」「無知な観客の役割を女性に」美術館連絡協議会と読売新聞オンラインが企画したウェブサイト「美術館女子」がSNS上で大きな批判に晒されている。この企画の問題点を、有識者のコメントとともに分析する。 「美術館女子」のウェブサイト(https://www.yomiuri.co.jp/s/ims/bijyutukanjyoshi01/)より 美術館連絡協議会(以下、美連協)と読売新聞オンラインによる新企画「美術館女子」が、開始早々SNS上で大きな批判に晒されている。 企画は、「読売新聞で『月刊チーム8』を連載中のAKB48 チーム8のメンバーが各地の美術館を訪れ、写真を通じて、アートの力を発信していく」(公式サイトより)というもの。その第1弾では、小栗有以が東京都現代美術館を訪れる様子を画像メインで伝えている。 この企画に対し、6

    「美術館女子」は何が問題だったのか。「美術界のジェンダー格差を強化」「無知な観客の役割を女性に」
  • ある黒人キュレーターの告発から見えた、白人多数のアメリカ美術界の問題

    ある黒人キュレーターの告発から見えた、白人多数のアメリカ美術界の問題今月初め、グッゲンハイム美術館が「Blackout Tuesday」に賛同したことに、ツイッター上で強く反発した人物が注目を集めた。それは同館で昨年ゲスト・キュレーターを務めたチェードリア・ラブビエだった。同館と彼女のあいだに何があったのか。その背景を追ってみる。 文=國上直子 グッゲンハイム美術館 Photo by David Heald (C) Solomon R. Guggenheim Foundation, New York. 美術館における多様性の実情 ミネアポリスの警察官によってジョージ・フロイドが殺害されたことをきっかけに、全米各地で大規模な「Black Lives Matter」を掲げた人種差別への抗議行動が起こっているのを受け、企業や組織などが、相次いでこの動きへの支持を表明している。 美術界もこの流れに

    ある黒人キュレーターの告発から見えた、白人多数のアメリカ美術界の問題
  • ARでのアート鑑賞は実物に匹敵する? 米スタートアップが研究結果を発表

    ARでのアート鑑賞は実物に匹敵する? 米スタートアップが研究結果を発表AR(拡張現実)技術などを利用したソリューションを美術館に提供する「Cuseum」社が、ARを使って自宅で名画を楽しめる「Museum From Home」サービスを公開した。それに合わせCuseumが発表したデジタルアート鑑賞に関する研究結果が、これまでの常識を覆す興味深い内容となっている。 文=國上直子 レオナルド・ダ・ヴィンチ《白貂を抱く貴婦人》をARで鑑賞 Courtesy of Cuseum ARでダ・ヴィンチやムンクの作品を ボストンのスタートアップ「Cuseum」社がこのたびリリースした「Museum From Home」。同サービスは、「[AR]T Museum」というiPhoneアプリから利用可能で、ユーザーが作品を選択し、壁をスキャンすると、壁の上に作品が浮かびあがるというもの。現在ムンクの《叫び》や

    ARでのアート鑑賞は実物に匹敵する? 米スタートアップが研究結果を発表
    florentine
    florentine 2020/06/06
    “しかし長期記憶になると、VRと2D写真が同点最下位だったいっぽうで、実物とARの間では、ARでの鑑賞の方が、記憶が鮮明に残っていたことが確認”
  • 9割が「国の金銭的支援不十分」。新型コロナによる芸術文化活動への影響が明らかに

    9割が「国の金銭的支援不十分」。新型コロナによる芸術文化活動への影響が明らかに新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、文化セクターへの影響を明らかにする調査結果が発表された。 アンケートでは深刻な状況が明らかになった 8割以上が経済損失 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、深刻な影響を受けている芸術文化活動。その実態を明らかにする調査結果が発表された。 今回調査を実施したのは、コンサルティングファームのケイスリー株式会社。芸術文化活動にかかわる個人・組織を対象に、2020年4月3日~4月10日の期間にネットで行われ、3357件の回答があった。 回答者の属性で半数以上を占めたのは、「所属組織なし(個人・フリーランス)」の66パーセント(分野の内訳は音楽:52パーセント、演劇:11パーセント、美術・映像:7パーセント)で、職業ではアーティストが71パーセントと最多。次いで裏方に当たる制作者・制

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  • SNS時代に崩れる「美術館の壁」。いまこそ「公共」の議論を

    SNS時代に崩れる「美術館の壁」。いまこそ「公共」の議論を「あいちトリエンナーレ2019」では、脅迫FAXや事務局の処理能力を超えた電凸などが一因となって、「表現の不自由展・その後」が展示中止へと追い込まれた。また、SNSでは作品の一部のみが切り取られ拡散されるという状況も見られた。このような時代において、国際芸術祭や美術館はどのようなリスクヘッジを取るべきなのか? また美術館の「公共性」とはどうあるべきなのか? 「あいちトリエンナーレのあり方検証委員会」で委員を務めた青山学院大学客員教授・岩渕潤子に話を聞いた。 聞き手=編集部 「あいちトリエンナーレ2019」で閉じられていた「表現の不自由展・その後」展示室へと続く扉 崩れる美術館の「壁」──岩渕さんは「あいちトリエンナーレのあり方検証委員会」(9月25日から検討委員会)の委員を務められています。そこでまず、今回の「あいちトリエンナーレ2

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  • 文化庁、補助金不交付決定前の審査で意見聴取を行わず。内部のみで審査

    文化庁、補助金不交付決定前の審査で意見聴取を行わず。内部のみで審査文化庁による「あいちトリエンナーレ2019」に対する補助金不交付問題で、同庁が不交付決定前審査で意見聴取を行わず、内部のみで審査していたことがわかった。 文化庁の地域文化創生部 出典=ウィキメディア・コモンズ 文化庁が「あいちトリエンナーレ2019」への補助金不交付を決定した問題で、同庁がそのプロセスにおいて、外部審査員の意見聴取を行わず、文化庁内部のみで審査していたことがわかった。「文化・芸術分野における公的資金助成外部審査員従事者等有志」が明らかにした。 「あいちトリエンナーレ2019」は、文化庁が公募した「日博を契機とする文化資源コンテンツ創成事業(文化資源活用推進事業)」で採択され、約7800万円が交付される予定だった。この採択に携わった任期中の6名(氏名未公表)に対し、採択後の不交付決定前の審査では意見聴取をい

    文化庁、補助金不交付決定前の審査で意見聴取を行わず。内部のみで審査
    florentine
    florentine 2019/10/03
    “「『採択後の全額不交付決定』という事自体が異例ですが、このような重大な決定にあたり、任期中の外部審査員からの意見聴取をあえて行わなかったことはさらに異例中の異例です」”
  • 文化庁の補助金不交付決定、議事録存在せず

    文化庁の補助金不交付決定、議事録存在せず文化庁が「あいちトリエンナーレ2019」に対して補助金の不交付を決めた問題で、その決定過程の議事録が存在しないことが明らかになった。 京都にある文化庁の地域文化創生文化庁が「不交付」の決定を下した、あいちトリエンナーレ2019に対する補助金約7800万円について、その不交付を決定した審査過程の議事録が存在しないことがわかった。日共産党村伸子議員がTwitterで明らかにした。 これは、村議員が文化庁に対して問い合わせをした結果判明したもので、京都にある文化庁地域文化創生部が10月1日に回答したもの。 10月1日、文化庁から 「あいちトリエンナーレへの補助金不交付を決定した審査の議事録はございません。」 との文書が国会事務所に届きました(怒) どのような審査で「不交付」が決まったのか知りたいと文化庁に要求していた回答です。 pic.tw

    文化庁の補助金不交付決定、議事録存在せず