2023年の夏はとてつもない暑さで、昼間に外で遊んでいたらぶっ倒れてしまいそうだ。必然的に、屋外の活動は早朝か夕方に限られる。海水浴や昆虫採集なら早朝一択だ。早朝なら、海も凪いでいることも多い。 子どもと一緒に、海ではアメフラシやウミウシやカサゴを、山ではセミやトンボや甲虫のたぐいを追い回してきた。今の子どもにとって、昆虫採集よりポケモンを集めるほうがずっと簡単だ。けれども昆虫は"本当に生きている"生き物だ。だから簡単には捕まってくれない。我が家では、春から秋にかけてごく当たり前に昆虫採集をしていたので子どもはそれを習慣として受け取ってくれた。とはいえ年齢が重なればいつかは昆虫採集もしなくなっていくだろう。2023年は、まだその時ではなかった。 私自身が網をふるう機会は、最近はあまりない。子どもが上手に・自分なりに考えながら昆虫を追いかけたり海生生物をキャプチャーしたりしている。いまどきの