ホンダによると、2010年3月30日の発売からおよそ3週間で、PCXは7400台以上売れたという。年間販売計画台数を8000台とした同社にとって嬉しい悲鳴だろう。購入層は、20代のエントリーユーザーから30代の男性まで幅広い。 PCXは、国内の125ccバイクでは初めてとなるアイドリングストップ機構を搭載、ガソリン1リットルあたり53キロという低燃費を実現した。前輪、後輪ともに14インチの大径アルミホイールを採用し、快適な乗り心地と高い走行安定性を求めた。また、後輪ブレーキ(左レバー)の操作だけで、前輪にも制動力が配分する「前・後輪連動ブレーキ」を標準装備している。 PCXは環境性能だけでなく、デザインも重視。ウインカー一体型のデュアルハロゲンヘッドライトから、リアのショートテールカウルまでの流線型フォルム、めっき仕上げのパイプハンドルなどスポーティな印象を与える。シート下には25リットル