IT市場調査会社米ABI Researchが8月10日発表した報告書によれば、ローエンドデジカメ市場の大部分は、向こう2年以内にカメラ付き携帯に奪われる見通しだ。 今後短期間のうちに1.3メガピクセルのカメラ付き携帯が広く普及し、5メガピクセル携帯も珍しくなくなるとABIは予想。来年初頭までに1.3メガピクセルモデルがVGAカメラ携帯を上回り、その翌年には2~4メガピクセルモデルが低スペックモデルに入れ替わると見ている。 ABIの主席アナリスト、ケネス・ハイアーズ氏は「カメラ付き携帯の品質は、2年以内にローエンドのデジカメが必要ないほどになる。これによってカメラ販売には劇的な影響が出る」と指摘している。