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ブックマーク / www.sanshiro.ne.jp (2)

  • 環境の世紀VIII-フレーミングの政治学(佐藤仁)-

    今日話す内容は10月くらいに出版される予定の「環境学の技法」(東京大学出版会)にのっています。詳しくは、そちらをご覧ください。 0.イントロダクション 様々な自然の物理現象の中で、どうして、ごく一部の変化が環境問題と呼ばれて、特権的な地位を見解を得られるのか、科学的な定説が得られなくても、定説として流布するのはどうしてか?問題というのは人間が決めているものである、ではどういった人為的メカニズムが働き、ある現象が問題化され、ある現象が問題化されないのか。そういうことを考えてみたいと思います。今日は、具体的な例として森林の例を多く使いますが、私個人がタイをフィールドにしているためです。今日の話は、森林に限ったことではなく、様々な問題に応用可能だと思っています。 1.「問題」が反復するとき 様々な問題が反復して起こることがある。例えば、貧困だとか、不平等だとかいう問題は、昔から問題だ問題だと、社

  • 環境の世紀VIII-環境学におけるデータの不充分性と意思決定(松原望)-

    1、イントロ:研究の背景 皆さんこんにちは。私の学生時代の所属は基礎科学科の物性物理でした。しかし、社会問題の解決に貢献するために理科系の文転もいいかなと思って、統計学の勉強を始めました。スタンフォードで4年間、そして帰ってきてから世の中のためになるように、私の理科系の学問知識と、社会科学系の知識を生かしたいと考え、研究を進めてきました。その後、原子力のリスクや環境リスクについての研究を橋道夫先生から進められて始めることになりました。環境問題そのものを総合的に研究することは当に難しいので、何か1つ専門を持って取り組んでいきたいと考えています。 2、今日の主題 今日は、環境学におけるデータの不充分性と意思決定判断の問題について、講義していきたいと思います。例えば、昨日、ハンセン病に関わる国家の責任を正式に国民に謝罪しました。これは大事件であります。国民のための政策の主体である国家が謝罪し

    fnorder
    fnorder 2012/11/01
    過ぎたるは及ばざるがごとし。ありそうもないものはやはりありそうもない、ということも忘れない。
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