睡眠の質や量をIT(情報技術)で改善する「スリープ(睡眠)テック」を手掛けるスタートアップ企業が増えている。機器やスマートフォン(スマホ)のアプリで集めたデータを基に、就寝時間や生活習慣を指南する。社員の睡眠不足は生産性の低下につながるとして大企業が導入する例が増加しており、商機が広がっている。睡眠関連のコンサルティングを手掛けるニューロスペース(東京・墨田)は4月、睡眠計測機器とスマホアプリ
わが国においては、今後の労働人口減少を背景に、従業員が健康で働き続けられる環境の整備は、企業の発展にとって重要であると考えられており、企業等による健康経営への注目度が高まってきています。 一方、健康経営に継続的に取り組むためには、計測可能な定量指標に基づくPDCAサイクルの実践が求められますが、現時点では実務で活用することのできる分かりやすい指標が存在しないとも言われています。このため、三社はこのような指標の創出に向け、共同で研究開発に取り組んできました。 今回、三社は、東京海上グループの健康経営支援の実績や、MICINの医療領域におけるAIの開発・解析技術に加え、NTTデータがヘルスデータバンク※2等を通じて提供してきた産業保健における業務支援および健康診断結果や勤務時間などのデータ分析のノウハウをもとにして、企業における従業員の休職リスクを予測する技術を開発し、一定の予測精度を得ること
個人データの活用において必須とされるのが、本人を特定されないようにするための匿名化だ。今回は匿名化技術の代表例である健康医療分野を例に、日本と米国における匿名化の状況をみていこう。 本連載第7回で、匿名化技術の代表例である健康医療分野の「プライバシー保護データマイニング(Privacy-Preserving Data Mining)」を取り上げた。改正個人情報保護法でも注目される「匿名化」は、米国と日本でどのように違うのだろうか。 「HealthTech」のイノベーションの前に立ちはだかる「匿名化」 2016年1月に部分施行された日本の改正個人情報保護法は、以下のような形で「個人情報」「個人識別符号」「要配慮個人情報」「匿名加工情報」を定義している(関連情報)。 その後、2016年8月2日に個人情報保護委員会は、改正個人情報保護法政令案および規則案を公表し、個人識別符号や要配慮個人情報、匿
アルプス電気のブースでは、いくつかのウェアラブル関連のデモが目を引いた。 まずメガネメーカーのJINS MEME(ジンズ・ミーム)とアルプス電気が共同開発した、自分を見るための「アイウェア」のコンセプトモデルはユニークだった。これまでのウェアラブル・グラスは、あくまで外界情報を見ることが基本だった。しかし、アイウェアは外界でなく、自分の疲れや眠気を可視化して見るという、世界初のセンシングウェアなのだ。 アイウェアは、一見すると普通のメガネのようにみえるが、鼻の部分と両フレームの端に金属電極が備わっている。この三点式眼電位センサによって、検出した電位変化の情報をスマートフォンやタブレットなどに送り、自分の状態を専用アプリで把握できるという仕組みだ。 またウェアラブル機器のバッテリチャージに便利なワイヤレス電力伝送システムのデモも行われていた。これは「WiTricity」の磁界共振方式による特
アルプス電気は、「CEATEC JAPAN 2014(CEATEC 2014)」において、指輪型端末の試作品や、通信モジュールとセンサーを搭載したモジュールなど、ウェアラブル機器向けの開発品を出展した。 アルプス電気は、「CEATEC JAPAN 2014(CEATEC 2014)」において、指輪型端末の試作品やウェアラブル機器向けの通信モジュールなどを参考出品した。 ウェアラブル機器の開発などを手掛けるベンチャー企業である16Lab(ジュウロクラボ)と共同開発している、指輪型端末の試作品を展示した。ジャイロセンサーや加速度センサーを搭載し、Bluetooth Smartに対応している。ジェスチャで家電をPCを操作する機能、スマートフォンなどからのアラートを受けて振動する通知機能、コンタクトレスキーの機能、電子マネーの機能などを搭載している。2014年内の予約販売開始を目指す。 16Lab
hitoeを用いたウエア型の心拍計測デバイス「C3fit IN-pulse」。胸部に装着しているのが「hitoeトランスミッター」。 NTTドコモは、着るだけで心電・心拍を計測できる機能素材「hitoe」を活用したサービス事業を2014年12月に開始する(関連リリース)。hitoeを用いたウエア型の心拍計測デバイス「C3fit IN-pulse」を、スポーツウエア大手のゴールドウィンが発売。ドコモはランニングなど6種類のトレーニングと、ウエアによる計測データを連携させるサービス「Runtastic for docomo」を提供する。「CEATEC JAPAN 2014」(2014年10月7~11日、幕張メッセ)に出展した。 hitoeは東レとNTT、NTTドコモの3社が2014年1月に開発を発表したもの(関連記事1)。NTTグループはかねて、hitoeを用いたサービス事業を2014年内に開
えぇ、どういうこと? 病院がクレジットカードの情報を元に、患者の健康状態を予想しているという話がります。なんだか、わけがわからず怖いような…。一体どういうことなのでしょう? 病院の中には、消費者データ(クレジットカードを使ったショッピング情報やお店のポイント情報など)を大量に購入し、独自のアルゴリズムにあてはめて発病リスクのある人を割り出している所があります。BloombergBusinessweekによれば、ノースカロライナ州のCarolinas HealthCare Systemがこのプロジェクトを進めており、200万人ものメンバーの健康状態を調査しています。 例えば、喘息の患者がここにいるとします。病院はこのシステムを使うことで、この患者が救急車で運ばれてくる可能性を調査します。どれくらい頻繁に薬を買い足しているか、タバコを買っていないか、花粉の多い地域に住んでいないかなど、トラッキ
ドコモ・ヘルスケアは2013年3月6日、健康支援事業「WM(わたしムーヴ)」を4月1日に始めると発表した。スマートフォンやタブレット端末、測定機器などを組み合わせ、個々のユーザーに最適な健康管理を提案する点が特徴。2015年度に売上高で100億円、会員数で1000万人の獲得を目指す。 ドコモ・ヘルスケアは、NTTドコモが66%、オムロンヘルスケアが34%を出資して2012年7月に設立した合弁会社。体重や血圧、歩数などのデータを蓄積・可視化するサービスは、NTTドコモが「ドコモヘルスケア」、オムロンヘルスケアが「ウェルネスリンク」の名称でこれまでも提供しており、既に40万人以上の会員を抱える。ドコモ・ヘルスケアはこれまでの両社の取り組みを進化させ、蓄積したデータの閲覧だけでなく、分析や予測の機能を加えることによってユーザーの快適なライフスタイルを提案するサービスを目指す。 まず4月1日に無料
パイオニアは、同社製電話機用のアクセサリー「家族を見守るハッピーセンサー まもるとあかり」を2月下旬に発売する。価格はオープンで、市場想定価格は1万円前後。 無線を搭載したセンサー付きライト。人感センサーを内蔵しており、人が前を通った回数をコードレス電話機の親機に無線で送信。設定した時刻に登録した連絡先へ自動通知するため、離れた場所の家族を見守ることができるという。対応する電話機は、同社製の「TF-SA10シリーズ」で、対応機種は順次拡大していく予定だ。 また、人感センサーによってライトが点灯するため、薄暗い部屋や階段などで足元を照らすライトとしても使用できる。さらに、外出時などに人の出入りを感知するとライトの点滅と警告音を発する「外出モード」も搭載した。 サイズは約120(幅)×141(高さ)×53(奥行き)ミリで、重量は約245グラム。ACアダプターが付属するが、Ni-MH電池による駆
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く