広がるか昆虫食=栄養たっぷり「スーパーフード」-欧州 ヘルシンキ市内にオープンしたレストランで、前菜として出された素揚げコオロギを乗せたタルト=5月22日、ヘルシンキ コオロギなどの昆虫が食用として欧州でじわりと普及し始めている。粉状にしてパンやクッキーに練り込んだり、素揚げにしたりするなど、食べ方はいろいろ。欧州連合(EU)が1月に一部の昆虫を初めて「食品」に規定、フィンランド、オランダ、英国などで養殖や販売が広がりつつあり、今後流通が拡大する可能性がある。 【昆虫記者】マレーシア・ジャングル放浪記 天女の誘惑 フィンランドでコオロギの養殖設備などを手掛けるエントキューブが販売するコオロギ入りグラノーラなどの商品=5月24日、ヘルシンキ 「栄養価など含めて、まさにスーパーフード。ますます需要が高まっていくはずだ」。フィンランドでコオロギを使った食品や養殖設備を販売する「エントキューブ」創