VAR判定によって判定の精度が向上するのは間違いない。その一方でサッカーの醍醐味を欠くようになるとの意見も多い。 この夏も他の欧州主要リーグより一足先に移籍市場が閉まり、プレミアリーグの新シーズンが始まっている。開幕早々にインパクトを残した新戦力ベスト11を選ぶのなら、ゴールを守るニューフェイスは「VAR」になるだろう。 決まったと思われたゴールを、開幕2試合で計4度も阻止しているのだから。 御察しの通り、この新顔は実在の選手ではない。8年前にチェルシーの監督となったアンドレ・ビラス・ボアスが「AVB」と略されて以来、イングランドのメディアでは二重姓を持つ人物の頭文字標記がすっかり一般的になっている。 例えば、マンチェスター・ユナイテッドの新サイドバックで、開幕戦からスタメンのアーロン・ワン・ビサカは「AWB」という具合だ。 そしてVARは今季から正式導入された「ビデオ・アシスタント・レフ
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