関東地方は、雨の少ない状況が続き、利根川水系のダムの貯水量がこの時期としては過去最低となっていることから関東地方の1都5県などで作る渇水対策連絡協議会は、23日、会合を開いて取水制限を実施するかどうか検討することになりました。 群馬県などの利根川上流では、5月の降水量が平年の4割以下にとどまり、今月に入っても雨が少ない状態が続いています。 国土交通省関東地方整備局によりますと、22日午前0時現在、最も容量が大きい、群馬県みなかみ町の矢木沢ダムの貯水量は平年の4割ほどの4173万トンで、8つのダムの貯水量は合わせて1億8000万トン余りと平年の59%まで減少しています。 これは、8つのダムが整備された平成4年以降、この時期としては最も少ない貯水量です。 このため、利根川水系を水源とする関東の1都5県などでつくる渇水対策連絡協議会は、23日、さいたま市で会合を開いて、取水制限を実施するかどうか