中国・武漢市を発症地とする新型コロナウイルスが、ついに米国経済を揺るがす事態になった。中国の早期回復は不可能で、韓国は大きな試練を迎えている。(『勝又壽良の経済時評』勝又壽良) ※本記事は有料メルマガ『勝又壽良の経済時評』2020年3月5日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にご購読をどうぞ。当月配信済みのバックナンバーもすぐ読めます。 新型コロナウイルス前から限界に来ていた世界経済 中国・武漢市を発症地とする新型コロナウイルスが、ついに米国経済を揺るがす事態になった。 FRB(米連邦準備理事会)は3月3日、政策金利を0.5%引き下げた。この慌ただしい動きの中に、今回の新型コロナウイルスが米国経済はもちろん、世界経済に与える影響の大きさを窺い知ることができる。世界経済が短期間で回復するという楽観的な見通しを否定するものだ。米国は、年1.50〜1.75%から年1.00〜1.25