2014年11月27日 田中 宇 2016年の米大統領選挙に出馬すべく、民主党のヒラリー・クリントン(元国務長官、元上院議員、元大統領夫人)が動いている。ヒラリー陣営は、911後の大統領候補の中で最も好戦的な姿勢をとっている。米議会は、10月の中間選挙で上下院とも共和党が多数派を取り、好戦的な議員たちが席巻している。共和党に負けないよう、ヒラリーは好戦的な政策を以前より明確に強調している。ヒラリーは昨年までオバマ政権で国務長官をつとめ、最も好戦的な閣僚の一人だった。 (Hillary Clinton Joins Republicans in Call for War) ヒラリーは大統領選挙に勝つために、できるだけ好戦的にならねばらないと考えているようだ。彼女は今夏、同じ民主党のオバマ大統領を、敵に宥和しすぎる(好戦性が足りない)と批判し始めた。彼女は国務長官時代、シリア反政府勢力に大々的に