管理職の仕事は、メンバーを「監視し、働かせる」ことではない。彼らの考えていることをキャッチし、自立的な行動を促し、それを仕事の成果に結びつけられるよう導くことである。 もともと管理職には調整役としてのコミュニケーション・スキルが求められる。だが、昨今のIT管理職に必要なのは、さらに一歩踏み込んだコミュニケーション・スキルである。具体的には次の3つがあるという。 (1)センシング:メンバーの夢・興味のあること、隠されている不平不満などを察知するスキル (2)共感:メンバーの想いに共感し、さらに考えていることを引き出すスキル (3)演出:メンバーの主体性を引き出し、自立的な行動を促すスキル 連載『IT管理職のコミュニケーション新常識』では、メンバーとのコミュニケーションや人材育成に頭を悩ましているIT管理職の人たちに役立ち、しかもすぐに始められるテクニックやツールを解説している。ぜひ参考にして