日本近海を含む西太平洋のマグロやカツオの漁業を管理する資源管理機関「中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)」は10日(日本時間11日)、米ホノルルでの年次会合で、2011〜12年の太平洋クロマグロの幼魚について漁獲量を02〜04年の水準に抑えるなど漁獲規制を強化することで合意した。 日本は幼魚の漁獲量を05〜09年の年間平均約6000トンから約3割削減し、02〜04年の平均約4500トンに抑制する。難色を示していた韓国は、漁獲量の抑制義務を負わないが、削減する措置をとると約束した。 一方、資源の減少が指摘されるカツオを保護するために日本が提案した大型巻き網船の隻数規制は、島嶼国などの反対で合意に至らなかった。来年の年次会合での合意を目指し、協議を継続する。