名前を付けたことはありますか。例えば、飼っている猫。小さくて丸くマシマロっぽいから、マロ。例えば、子ども。この子が大きくなったときどんな人になっているかな、と想像しては悩み続け。例えば、上司のあだ名。ルート8。だっていつもニヤニヤしてるんだもの。……こんなふうに名前をつける場面ってたくさんあって、いつもその難しさを痛感しますよね。ただ私たちなんてまだいいほうで。日々、この悩みを抱えているひとがいるんです。それは小説家というひとびと。 小説の読み方~感想が語れる着眼点~ (PHP新書) 作者:平野 啓一郎出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2009/03/14メディア: 新書 平野さんの新刊です デビュー作『日蝕』で芥川賞を受賞して以来、精力的に執筆活動を続けておられる平野啓一郎さん。その平野さんが新刊を出されました。『小説の読み方 感想が語れる着眼点』という本で、前著『本の読み方 ス
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