ブックマーク / book.asahi.com (5)

  • コラム別に読む : 人間の性はなぜ奇妙に進化したのか [著]ジャレド・ダイアモンド - 斎藤環(精神科医) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■「科学的」読み解きに限界も 『銃・病原菌・鉄』のベストセラーで知られる著者は、そのとてつもない大風呂敷という点において、真に「知のエンターテイナー」の名に値する。書は彼の初期著作である『セックスはなぜ楽しいか』なる直球タイトルの改題文庫版である。 男女の違いを生物学的に解き明かした、という触れ込みのには常に一定の読者がつくし、ましてあのダイアモンドの著作となれば、ヒットは約束されたようなものだろう。 生物学的に見れば、人間の性は不合理きわまりない。(1)長期的な男女のペア関係、(2)夫婦共同での子育て、(3)ほかの性的カップルとの協力、(4)密(ひそ)かに行われる性交、(5)排卵の隠蔽(いんぺい)、(6)女性の閉経、などなど。著者はこうした特徴を、進化論的視点からさまざまに解釈を試みる。 評者はこの著者の“芸風”を、文化や文明の起源をひたすら“科学的に”語ろうとすること、と考えてい

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    fugufugu 2013/07/07
  • 鈴木健「なめらかな社会とその敵」書評 社会を変革する遠大な思考実験|好書好日

    なめらかな社会とその敵 PICSY・分人民主主義・構成的社会契約論 著者:鈴木 健 出版社:勁草書房 ジャンル:社会・時事・政治・行政 なめらかな社会とその敵 [著]鈴木健/ルールに従う [著]ジョセフ・ヒース 『なめらかな社会とその敵』の想定読者は三百年後の未来人。だが古代人たる評者にも、その意気込みはわかる。まったく新しい通貨システム! しかもお金の意味すら変え、社会自体の変革まで射程に入れる遠大さだ。 著者は、題名通りのなめらかな社会を夢見る。人々の有機的なつながりを保ち、様々な関係性の途切れない世界。現代の金銭取引はそれを荒っぽく分断する。投票も白か黒かの粗雑な選択を迫る。だがインターネットはまったくちがうお金や投票を実現する。個々の取引は投資として影響を持ち続ける。一票を多くに分割して重み付けができる。書はそうした仕組みを実際に構築して実証する。おかげでそれがもたらす壁なき世界

    鈴木健「なめらかな社会とその敵」書評 社会を変革する遠大な思考実験|好書好日
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    fugufugu 2013/03/26
  • http://book.asahi.com/ebook/master/2012102400001.html

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    fugufugu 2012/10/29
  • 「バナナの世界史」書評 ヒトがつくりかえてきた生命|好書好日

    バナナの世界史 歴史を変えた果物の数奇な運命 (ヒストリカル・スタディーズ) 著者:ダン・コッペル 出版社:太田出版 ジャンル:技術・工学・農学 バナナの世界史 歴史を変えた果物の数奇な運命 [著]ダン・コッペル バナナは、あのあまりにもあからさまなカタチにもかかわらず、かわいそうに、一度もセックスをしたことがありません。なぜなら、バナナはタネなしだからです。 バナナの原種は、硬くごろごろしたタネがたくさん入ったとてもべにくい果物でした。ところが自然のいたずらで、あるとき、タネがないのに果実だけが太る突然変異種が出現しました。 とはいえ、タネができない植物をいったいどうやって増やすことができるのか。バナナは地下茎を伸ばすので、これを株分けすると簡単に大規模栽培ができるのです。 なかでもグロスミッチェルは優れた品種でした。大きくて皮が厚く、舌触りはなめらか、味は濃厚でフルーティー。これに目

    「バナナの世界史」書評 ヒトがつくりかえてきた生命|好書好日
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    fugufugu 2012/04/10
  • 「世界を騙しつづける科学者たち」書評 「懐疑の売人」はなぜ消えない|好書好日

    世界を騙しつづける科学者たち〈上・下〉 [著]ナオミ・オレスケス、エリック・M・コンウェイ 殺虫剤DDTは当初、奇跡の化学物質に見えた。即効性があって、効果も長持ちする。なのにヒトには害がない。しかし、効き目があるからこそ、生態系の平衡を崩していた。分解されにくいDDTは昆虫の細胞内に残留し、次の捕者に移行して、生殖組織まで害するのだ。物連鎖による生物濃縮。それは最後には鳥がさえずることのない季節をもたらす。 1960年代初め、『沈黙の春』を刊行し、環境問題に大きな警鐘を鳴らしたレイチェル・カーソン。その彼女が今、ネット上で徹底的に非難されているのをご存じだろうか。彼女は間違っており、ナチス、スターリンよりも多くの人を殺したと。 主張はこうだ。カーソンの警告によってDDTが40年前に禁止されたせいでその後何百万人ものアフリカ人がマラリアで死んだというのだ。ひるがえって、DDTで直接、死

    「世界を騙しつづける科学者たち」書評 「懐疑の売人」はなぜ消えない|好書好日
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    fugufugu 2012/03/07
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