「バナナの世界史」書評 ヒトがつくりかえてきた生命｜好書好日

バナナの世界史 歴史を変えた果物の数奇な運命 （ヒストリカル・スタディーズ） 著者：ダン・コッペル 出版社：太田出版 ジャンル：技術・工学・農学 バナナの世界史 歴史を変えた果物の数奇な運命 [著]ダン・コッペル バナナは、あのあまりにもあからさまなカタチにもかかわらず、かわいそうに、一度もセックスをしたことがありません。なぜなら、バナナはタネなしだからです。 バナナの原種は、硬くごろごろしたタネがたくさん入ったとても食べにくい果物でした。ところが自然のいたずらで、あるとき、タネがないのに果実だけが太る突然変異種が出現しました。 とはいえ、タネができない植物をいったいどうやって増やすことができるのか。バナナは地下茎を伸ばすので、これを株分けすると簡単に大規模栽培ができるのです。 なかでもグロスミッチェルは優れた品種でした。大きくて皮が厚く、舌触りはなめらか、味は濃厚でフルーティー。これに目

[CAX]

“バナナは、あのあまりにもあからさまなカタチにもかかわらず、かわいそうに、一度もセックスをしたことがありません。なぜなら、バナナはタネなしだからです。” いきなりド下ネタな小咄!!（笑）

[tanayuki00]

ソメイヨシノと同じだ。→「グロスミッチェルは株分けで増えた単一クローン植物。多様性のない性質は、いったん崩壊するとひとたまりもありません」

[agrisearch]

この文体。。パナマ病の件

[arc06142km]

書き出しのインパクトが強烈。読みたくなった。”バナナは、あのあまりにもあからさまなカタチにもかかわらず、かわいそうに、一度もセックスをしたことがありません。なぜなら、バナナはタネなしだからです。”

[upran]

かつてはグロスミッチェル種もさかんに栽培されていたが、20世紀中頃に世界的に蔓延したパナマ病によって大打撃を受け、現在では全生産量の1割ほどに留まっている。（wikipediaより）　全然滅んでないじゃんか！！

[dcfmpm]

もう食べる事のできない品種グロスミッチェル…食べてみたい。

[bitterdamerung]

あー読んでみたいw でも図書館コースっぽい。

[arihoshino]

出だしで笑った。