島根県の宍道湖北岸を走り、社名から「バタデン」の愛称で親しまれる一畑電車(同県出雲市)は19日、86年ぶりに導入する新造車両を報道陣に公開した。1両編成で12月から運行する。 同社によると、新造車両の定員は129人。ボックスシートとロングシートを組み合わせ、座席数が従来のものより20席近く増えた。公開された車体の側面はステンレス製で無地だが、全体をラッピングする予定で、デザインは9月に公募を始める。来年3月までにもう1両導入する。 一畑電車は松江市と出雲大社などを結び、計約42キロを運行。利用者数の低迷のため、県と松江、出雲両市でつくる沿線地域対策協議会から支援を受けており、新造車両購入もその一環。 最後の新車両導入は昭和5年の「デハニ50形」で、平成21年に営業運転から引退している。現在運行している車両はすべて他社の中古。同社の担当者は「新車は乗り心地がいいと思うので、多くの人に乗りに来
県と松江、出雲両市でつくる「一畑電車沿線地域対策協議会」(会長・ 穐葉 ( あきば ) 寛佳・県地域振興部長)は26日、松江市内で臨時総会を開き、総事業費32億5500万円を拠出する今年度から5年間の支援計画案を採択した。 同協議会は2006年度以降、事業者から所有権を移転しない「みなし上下分離方式」で一畑電車を支援。赤字補てんではなく、車両や線路の修繕などの設備投資支援を中心に実施してきた。11年度からは10年間の長期支援計画とし、前期5年間が終了したのに伴い、後期計画を策定した。 総会では、前期計画の効果の検証結果を報告。15年度の年間輸送人員は速報値で目標の140万人をわずかに下回る139万7000人だったが、修繕費の削減や運行収支の黒字化など経営安定化の効果があったとした。また、計画的な修繕により、14年度の線路や保安設備の故障件数は12年度から8件減の6件となるなど、安全性が向上
一畑電車が、現在では希少になった元南海21000系「ズームカー」の4両連結運転を行います。ただその姿を見られるのは、あまり長くなさそうです。 約60年前に登場、現在では2社だけが保有 島根県を走る一畑電車は2015年11月13日(金)、3000系電車の4両運転を11月29日(日)に実施すると発表しました。 3000系電車は元南海の21000系「ズームカー」で、1958(昭和33)年に登場。大阪と高野山方面を結んでいました。現在、すでに南海線からは引退しており、この一畑電車と静岡県の大井川鐵道でしか走っていません。 いまでは希少になったこの車両を、一畑電車は4両保有。それを全て連結し、運転するものです。4両のうち3007号車が故障していたことから4両連結運転は中止されていましたが、部品の手配、修理が完了したことから、再び運行できるようになったといいます。 「多くの皆様にもその雄志を見ていただ
島根県、松江市、出雲市でつくる一畑電車沿線地域対策協議会(沿対協)の臨時総会が16日、松江市内で開かれ、車両更新計画の見直し案を承認した。東急電鉄からの中古車両や1両編成の新型車両の導入で、現行の10編成20両体制から、11編成18両体制に再編する。大社線の増便などで観光客らの利便性を高める。 【詳しくは本紙紙面をご覧ください】 ('12/11/16 無断転載禁止)
島根県の城下町・松江と出雲大社を結ぶ一畑電車。現在、営業運転している車両のすべてを大手私鉄から譲り受けている。定期的に必要となる電車のお色直しに合わせ、住民や鉄道ファンの手によって譲り受ける前のカラーリングに戻すイベントが行われた。復活したのは首都圏でおなじみ、あの私鉄のシンボルカラー。のどかな田園地帯を疾走する姿は、昭和の多摩地区を思い起こさせてくれるだろう。 塗装体験イベントはファンら60人を集めて7月7、8の両日行われた。塗り替える車両は2100系。京王電鉄が「京王帝都電鉄」だった時代、多摩地区と新宿を結ぶ通勤型の電車として活躍した元京王5000系だ。昭和43年に日本車両が製造し、一畑電車には平成6年秋に導入された。一畑が狭軌のため営団地下鉄(現・東京地下鉄)の台車を使用。ワンマン運転ができるよう改造も施され、一部車両は中扉が取り除かれている。 京王では車体が鋼鉄製の5000系のほか
松江市と出雲市を結ぶ一畑電車は7、8日、京王電鉄から購入した車両「2100系」のうち1編成(2両)を、黄色がかった白の「京王アイボリー」に塗り戻す。 塗装作業への参加者を募っている。 車両は元々、1963~96年に活躍した「5000系」で、アイボリーの車体にエンジ色のラインが入り、京王の看板車両として親しまれた。一畑は94、95年に計4編成8両を導入し、黄色や紺、白に塗り替えた。 一畑が今年3月、ファンの要望に応え、南海電鉄から購入した「ズームカー」を往時の緑に戻すと好評で、第2弾として企画。一畑の運輸部営業課は「南海、京王と懐かしい色の電車が島根を走る。全国から乗りに来て」とする。 塗装作業の定員は両日とも先着30人。申し込みは同課(0853・62・3383)へ。(中村申平)
一畑電車では,大形連休中の,2012(平成24)年5月3日(木祝)・4日(金祝)・6日(日)に,松江しんじ湖温泉発出雲大社前行きの臨時急行列車を運転しています. 停車駅は,休日運転の急行“出雲大社号”と同じで,使用車両は,一畑グループ創立100周年を記念して3月に塗色変更された,3000系3008編成で,前面に「急」のヘッドマークを取り付け,往年の南海時代の姿が再現されました.
一畑電車は、グループ100周年を記念し、南海電鉄から譲り受けた車両「3000系」の色を、淡い緑地に濃い緑のラインをあしらったかつての「南海カラー」に戻す。公募で集まった鉄道ファンら約30人が参加し、4日から塗り直し作業を始めた。31日にお披露目し、同日から毎日運行する。 3000系は1958~97年、南海高野線で「21000系」として運行。都市を高速で走る一方、山岳の急勾配も駆け上るパワーも備え、カメラのレンズにたとえて「ズームカー」と呼ばれた。一畑電車は96年、8両を購入。黄と紺、白の配色に塗り替えた。 鉄道ファンからの「昔の姿をもう一度見たい」という声に応え、8両のうち、2両1編成を塗り戻す。 4日は雲州平田駅の車庫で、参加者たちが車両にペンキで濃い緑のラインを引いた。大阪で働いていた約20年前、南海電鉄をよく利用したという鳥取県米子市、会社員田村謙介さん(46)は「地元で南海電車が走
一畑電車(島根県)はこのほど、同社を含む一畑グループの創立100周年を記念した特別企画の開催を発表した。3000系を南海時代のカラーに戻す「3000系 塗装体験」や、塗装変更後のお披露目運行&記念撮影会などが行われる。 3000系はズームカーとして活躍した元南海21000系を譲り受けた車両。現在は一部車両を除き、イエローに濃紺の帯が入った塗装で使用されているが、一畑グループ創立100周年特別企画として、南海時代の塗装に復元されることになった。 「3000系 塗装体験」は、雲州平田駅構内で3月4日と3月11日に実施。各日30名限定で、塗装作業の一部を体験できるという。参加する際は電話予約が必要で、参加費は1,500円(1日フリー乗車券付き)。なお、3月11日は雲州平田駅構内で、「VSデハニ50形綱引き大会」も実施する。 南海電鉄カラーに戻された3000系のお披露目は3月31日を予定しており、
印刷 【動画】最古級電車、体験運転が人気本物の電車を運転する子供たち=島根県出雲市、高橋正徳撮影 島根を舞台にした映画「レイルウェイズ」で使われた日本最古級の電車を実際に運転できるイベントが子供たちや家族連れの間で人気を呼んでいる。島根県の宍道湖岸を走る一畑(いちばた)電車が、出雲市の雲州平田駅構内に延長150メートルの専用線を設け、所有する「デハニ50形」を使って体験運転を実施している。参加者は電車の仕組みや運転方法などを学んだ後、本物の運転士さんと一緒に電車に乗り込み、「前方よし、出発進行」のかけ声で全長約16メートル・重さ約34トンの車両を動かす。愛読書は鉄道雑誌という東京都府中市から親子で参加した狩野寛知くん(小6)は「思っていたより止まるのが難しかったけど、また挑戦したい」と興奮気味に話していた。 体験運転は来年3月31日までの金・土・日曜日に開催。問い合わせは一畑トラベル(
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