ジャーナリスト。アジア・ビズ・フォーラム主宰。上海財経大学公共経済管理学院・公共経営修士(MPA)。およそ15年滞在した上海で情報誌創刊、“市井の息遣い”から時代の変遷をウォッチ。「中国取材はデッサンと同じ。あらゆる角度から取材して光と影で実像をつかむ」を持論に30年近く中国に向き合う。近年は中国からの人や資本の流入をフォロー。ダイヤモンド・オンライン「ChinaReport」は10年を超える長寿コラム。 著書に『中国で勝てる中小企業の人材戦略』(テン・ブックス)、『インバウンドの罠』(時事出版)『バングラデシュ成長企業』(共著、カナリアコミュニケーションズ)、『ポストコロナと中国の世界観』(集広舎)ほか。内外情勢調査会、関西経営管理協会登録講師。宅地建物取引士。3匹の猫の里親。 China Report 中国は今 90年代より20年超、中国最新事情と日中ビジネス最前線について上海を中心に
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不動産経済研究所が15日発表した2008年度上期(4〜9月)の首都圏マンション市場動向によると、新築物件の発売戸数は前年同期比35.9%減の1万9299戸と大きく減少した。1戸当たり平均価格は4903万円(3.2%増)、契約率は63.9%で、価格上昇によって契約率が好調の目安となる70%に及ばなかった。なかでも、9月の発売戸数は前年同月比53.3%減で、世界的な金融危機や販売価格高止まりなどによって消費者心理が冷え込んでいることを示した。 ただ9月の1戸当たり平均価格は前年同月比0.3%減の4467万円と、販売会社が価格を下げ始めているとみられる。値下げの波は郊外から東京23区内にも浸透し始め、今後、体力のない業者の淘汰(とうた)がさらに進む可能性も指摘されている。 「旧価格5330万円を4690万円に値下げして販売中」 今月初めに発行された住宅情報専門誌に掲載された宣伝文句だ。不動
高田勝巳(アクアビジネスコンサルティング代表取締役) 【第19回】 2008年08月28日 日本の不動産に触手を伸ばし始めた 中国人資産家たち 中国では、経済力の上昇と人民元の切り上げも相まって、日本の不動産、株式に対する割安感が強まっている。日本の不動産については、中国の国家ファンドも資産運用の一環として興味を示しているとの噂もあるほどであるが、日本の手ごろなマンションであれば中国人個人にとっても金額的にも十分手が届く存在となっている。 ちなみに上海の不動産価格(マンション)を見てみると、内装のつかないスケルトンベースで、内環状線内(日本でいえば山手線周辺といったイメージ)のマンションで平米65万円程度、内装をつけるとおそらく平米70万円近くするので、80平米の3LDKでも5600万円する計算となる。これはあくまでも一般向けの価格なので、富裕層向けとなれば平米100万円から200万円
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン Ian Rowley (BusinessWeek誌、東京支局特派員) 米国時間2008年2月21日更新 「Japan's Banks: Immune to Subprime Pain?」 米銀や欧州銀がサブプライムローン(米国の信用力の低い個人向け住宅融資)に関連して100億ドル規模の損失を計上する一方で、邦銀には意外なほど影響が出ていない。 日本の銀行は1990年代初期、国内の不動産バブル崩壊で痛手を被った。今回、2000年代半ばの米国版不動産バブル崩壊では、巨額損失のニュースは聞こえてこない。これが一部のアナリストの疑念を呼んでいる。 “サブプライム津波”はスイスのUBS(UBS)や米メリルリンチ(MER)、米シティグループ(C)などを襲
『日本は世界で第何位?』(岡崎大五著・新潮新書)より。 【一軒あたりの平均床面積(㎡)(世界の統計2006) 1位 アメリカ 162 2位 ルクセンブルク 126 3位 スロベニア 114 4位 デンマーク 109 5位 日本 94.85 6位 オーストリア 92 7位 フランス 90 トルコ 90 8位 イギリス 87 9位 チェコ 84 10位 ポルトガル 83 以前、海外専門の駐在員をしていたころ、日本人の客からちょくちょくクレームをもらった。これはヨーロッパならではのクレームである。いわく、 「床にスーツケースを開けて広げられないほど部屋が狭いのよ!」 「日本人が小さいからって、わざと狭い部屋をあてがったりして」 「そりゃわたしたちは日本人だもの、たしかにうさぎ小屋に住んでいるけど、海外に来てまでこんな仕打ち
昨日のミシュランの記事には本当に多くの方から楽しいコメントを頂きました。ひとつひとつにお返事できませんが、有難うございました。何かいつもより熱いですね~、というコメントも頂きました。こちらの読者の方は本当によく読んで頂いているというか、よくお分かりになられているので、こちらもおちおち気を抜けませんね。その通りでした・・・・ 脱線して書いた日本航空について、わたしがいつもJALを叩いているもので、関係者の方から「うれしかったよ~」、とメールを頂いたのには笑ってしまいましたが、ふふふ、わかっているのですよ、ちゃんと。 なぜか日経、日航と「日」がつく会社を叩くことが多いですね、というメールもあり、確かにそうですね。ついでに日ハムとかもあら捜しでもしますかね(笑)。 いづれにせよ、食べ物は個人の好みがありますから、あれこれ言い合って食べるのが楽しいモンです。 さて、アメリカは本日はお休み。昨年も書
第73回 9割が売れ残り!? 冷え込む新築マンション市場 さくら事務所取締役会長 長嶋 修氏 2007年9月26日 国土交通省は9月19日、2007年の基準地価(7月1日時点)を発表した。基準地価とは、都道府県が不動産鑑定士の評価を参考に毎年7月1日時点で調査するもの。対象は全国の2万4374地点について、土地の収益性や周辺の取引事例などに基づいて1平米あたりの価格を判定。土地を最も有効に活用した場合を想定し、建造物がある場合にも更地として評価するものだ。 公表結果を簡単に振り返ってみよう。景気回復が続くなか、東京、大阪、名古屋の三大都市圏では住宅地が4.0%(前年0.4%)、商業地が10.4%(同3.6%)と、ともに2年連続で上昇した。全国平均では、商業地が前年比1.0%上昇し、16年ぶりのプラス。住宅地も0.7%の下落にとどまり、下落幅は4年連続で縮小した。 地方圏では札幌、仙台
アメリカの住宅ローン問題で、世界株安となってます。 一番問題になっているのはsubprimeと呼ばれる、クレジットスコアが低い人用のローン。(クレジットスコアは、その人の人生における借金活動の歴史=クレジットヒストリーを点数にしたもの。クレジットカード支払い怖いを参照下さい。) 普通の審査を通らないような人向けに、高金利で貸し出すもの。昔からあったものだが、最近さらに、住宅ローンを貸し出すや否や債権化、ヘッジファンドとかに売却するのが一般化。住宅ローンの貸し手と、そのローンが貸し倒れになった場合のリスクをかぶる主体(ヘッジファンド)が分離してしまいモラルハザードが起こった。 いくつかの住宅ローン会社がつぶれ、大手投資銀行のBear Stearnsのヘッジファンドが二つ傾くなど、ここ数ヶ月、問題は可及的速やかに拡大していたが、さらにここ数日、アメリカ国内のみならずオランダやフランスの銀行まで
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