パタゴニアの熱帯雨林で発見されたGliocladium roseumは地球を守ってくれるスーパー真菌? 2009.01.13 熊谷 桃子 カーボンニュートラルで、かつ枯渇しない燃料として注目を集めてきたバイオ燃料。でも今年になって、食料不足などの問題を引き起こす可能性が指摘され、人気が下がってきてしまった。バイオ燃料なら何でもサステナブル、という時代は終わってしまった。 そんな具合に、バイオ燃料に向けられる視線が厳しくなってきた中、バイオ燃料の課題を解決してくれそうな真菌が発見された! Gliocladium roseumと名付けられたその真菌は、パタゴニアの熱帯雨林の木の中から見つかった。ガスを発生していることが分かり、培養してみたところ、ディーゼルを構成する炭化水素が何種類も生成され、研究者はびっくり。これほど多種の炭化水素を生成する生物が見つかったのは初めてだという。 とてもエキサイ