「既存の書体」か、それとも「オリジナルの書体」か “既存の書体”というのは、前編で挙げたHelveticaなどの著名な書体のことで、すでに使われまくっているものを指します。UniversやFrutiger、Gill Sansなど歴史がある分、書体の完成度も高いため、これらの書体で統一するだけで、ブランディングの確立が期待できそうです。 次に“オリジナルの書体”。こちらは予算の関係上どうしても難しい場合が多いですが、オリジナルで書体を制作すれば、完全にその書体を独占することができます。いわゆるコーポレートフォントという扱いになってきますが、完全にオリジナルではなくても、ある原則に沿って、少しだけ変形することで準オリジナルな書体とすることもできます。