2023年度に観測されたインシデントの状況から国内外の情報セキュリティ政策、対策強化や取り組みの動向などをまとめた。主なトピックは以下の通り。 国家の支援が疑われる攻撃者グループによるゼロデイ脆弱性を悪用した攻撃の観測を発表:2023年5月 ファイル転送ソフトウェアに対するゼロデイ攻撃により情報漏えいやランサムウェア被害が発生:2023年6月 名古屋港のコンテナターミナルで利用しているシステムがランサムウェア攻撃を受けて停止:2023年7月 「政府機関等のサイバーセキュリティ対策のための統一基準群」が全面改訂:2023年7月 福島第一原発処理水放出に関する偽・誤情報拡散:2023年8月 元派遣社員による顧客情報約928万件の不正持ち出しを大手通信会社グループ企業が公表:2023年10月 能登半島地震が発生、SNSで偽・誤情報拡散:2024年1月 NISTが「サイバーセキュリティフレームワー
こんにちは。六月と申します。 Xはこちらです AtCoderのプロフィールはこちらです もう色変する日は来ないと思っていましたが、おかげさまで約2年半ぶりに色変しました。 というわけでまた、自分語りをする機会に恵まれました笑 きみたち、良かったらまた、おぢさんの話をちょっと聞いていかないか……。 お時間の許す方はどうぞお付き合いください。 簡単な自己紹介 私は40代で、普段はIT業界ではない企業で働いています。私生活では中学生と小学生2人の3人の子を持つ父でもあります。大学は文系で、これまで情報科学の教育・訓練を受けた経験はありません。 子供が小学校の授業でプログラミングを習っているのを見て「今後はプログラミングが読み書きそろばん同様になるかも」と不安を感じ、ひょんな事からAtCoderの存在を知り、競技プログラミング(以下、競プロ)への参加を通してプログラミングの勉強を始めました。 20
はじめに こんにちは。プラットフォームエンジニアリング部門の池田(@progrhyme)です。 この記事では、モノタロウのテック系の部門で筆者が取り組んできた「ドキュメンテーションプロジェクト」について、下の目次の流れに沿って紹介していきます。 【目次】 はじめに 「ドキュメンテーションプロジェクト」とは プロジェクト発足の背景 ねらい(まとめ) 何をやったか ドキュメンテーションの促進 Confluence → Googleドキュメントへの移行 その結果どうだったか 上手く行ったこと 上手く行かなかったこと まとめ 「ドキュメンテーションプロジェクト」とは 初めに、プロジェクトの概要について簡単に説明します。 このプロジェクトのミッション(=目標)は主に以下の2つです。 ドキュメンテーションを通してプロジェクト内外のコミュニケーションを効率化し、業務プロセスの効率を上げる 社内のドキュメ
無線LAN(Local Area Network)を利用する全てのパソコンやスマートフォン(Wi-Fiクライアント)が影響を受ける新しい脆弱性が報告された。悪用すれば、ユーザーが本来接続しようとしていたネットワークよりも安全性が低いネットワークに誘導できる。Wi-FiクライアントのVPN(Virtual Private Network:仮想閉域網)機能を無効にされる場合もある。一体、どのような脆弱性なのか。 原因はWi-Fiの標準規格 今回の脆弱性は、VPN製品などを評価するサイト「Top10VPN」が2024年5月14日に公表した*1。脆弱性の識別番号は「CVE-2023-52424」だ。 原因は、Wi-Fiの標準規格「IEEE 802.11」に存在する。そのためOS(Operating System)やメーカーによらず全てのWi-Fiクライアントが影響を受ける。 IEEE 802.11
飲食店を経営する上で、足繁く通ってくれる“おなじみ”の存在はとても大切です。 しかし、"おなじみ" つまり常連客は一朝一夕で増えるわけではありません。 「初めてのお客さん」に、2回目、3回目……と足を運んでもらうためにはどんな工夫が必要なのでしょうか。料理、接客、雰囲気などさまざまな要素がありますが、どうすれば「通いたくなるお店」をつくれるのでしょうか。 今回は、お茶割り専門店というユニークな業態のお店「茶割」経営者でもあり、自身も数多くのお店に常連として通っている多治見智高さんにお話を伺いました。 インタビューは、多治見さんが手掛ける「茶割 目黒」にて行いました。 ※取材は、新型コロナウイルス感染対策を講じた上で実施しました 多治見さんが「何度も通いたい」と思うお店 「茶割」では、一貫してターゲットに合わせたお店づくりをしている 属人性に頼らず、コミュニケーションを発生させるための仕掛け
公開日 2024/07/30更新日 2024/07/29機械学習基盤のアーキテクチャ特集 〜8社の設計意図と今後の展望〜 毎回ご好評頂いているアーキテクチャ特集の今回のテーマは、機械学習です。 機械学習に特に力を入れている日本のIT企業8社にご協力頂き、それぞれの技術的な挑戦と今後の展望についてご寄稿頂きました。各社のアプローチと最新の技術動向を通じて、次世代のイノベーションを紐解いていきましょう。 ※ご紹介は企業名のアルファベット順となっております 株式会社ABEJA ABEJA Insight for Retailについて ABEJA Insight for Retailは、お客様の店舗訪問から購入までの行動をデータから分析する、ABEJAが提供するDXツールです。店舗にIoTデバイス(カメラや来客カウンター等)を設置し、取得データを顧客企業に提供することで小売店舗の運営を支援していま
海外で働くということ 1ヶ月ほど休みを取って、その国に行き、仕事を探すつもりだ。そういう意味のことを、その人はいっていた。そして欧州のある国の名前を挙げた。知的で真面目そうな風貌。それなりの年代だろうか。そして続けた。日本で求職活動をしても、時間ばかりかかって、埒が明かない。やはり現地に行った方が早い、と。 近くのテーブルで耳に入っただけだから、わたしが何かコメントする立場にはない。しかし思った。(この人は中年過ぎて外国人労働者になるのか。それがどういう事なのか、分かっているのかな。家族も居るようだが、どう思っているのだろうか) 『外国人労働者』という言葉は、日本ではなぜか、単純労働者のことだけを指すようだ。だが大学出の知的職業だろうが何だろうが、自営業のプロフェッショナルでない限り、組織に雇われて働くものは労働者だ。そして外国、とくに欧米で働いて、なおかつ一定のリスペクトを受けて自分の地
はじめに あえてどことは言いませんが、先日某サイトで「ネット速度を高速化する方法」としてDNSサーバの設定をpublic DNSサービスに変更する記事が出てました。その記事の結論としては「変更しても大差ない」というものでしたが、DNSでネットワークを高速化するというこのような記事は何年も前からときどき見かけます。いい機会なので、このあたりについてもう少し深く掘り下げて考えてみましょう。 ※この記事では、とくに明示しなければDNSサーバとはキャッシュDNSサーバ(フルサービスリゾルバ)を指すものとします。 DNS応答の速さ DNSの設定を変えることによりネットワークの速度が速くなるとすれば、(1)DNSそれ自体の応答が速くなるか、(2)その後のWebアクセスが速くなるか、のどちらか(または両方でしょう)。このそれぞれについて検討してみましょう。 前者が速くなると画像やJavascriptなど
JTCのセキュリティマネージャのニキヌスです。 これまでの記事で事業会社におけるセキュリティ業務を紹介(※)してきました。 今回は、地味だが大変な「相談対応」の話です。 私が所属するセキュリティチームには、毎日、約2000人のIT部門メンバから大量の相談が届きます。 これを4~5名で対応していますが、中にはそちらに手を取られて自分のプロジェクトが進められなくなったり、労働時間が伸びてしまったりする人もいます。 相談をどう効率よくうまく捌くか?は意外と文章化されていないように思うので、これまでに身につけた自分のやり方を書いてみます。 セキュリティ相談とは 相談のゴール 相談対応の流れ 1. 相談内容の把握 2. 責任範囲の確認 3. 全体像の把握 4. 脳内簡易脅威モデリング 5. 論点の整理 6. 調整~回答 さいごに (余談)セキュリティ相談 今昔物語 ※セキュリティ業務に関する過去記事
見える化の餌食になってしまった。 最初は「ディスプレイの輝度調整でこんなに違うんだー」とかやってたが冷房の電力量のエグさを見てからなにかが吹っ切れてブーストかかった。 ワットチェッカーでリアルタイムの電気の流れを把握して、関電のアプリで翌日ダイレクトに答え合わせできるからなんか謎の達成感がある。 冷房は極力控えめにして扇風機にしたんだけど扇風機をDCモーターのやつにしたらエグいくらい電力下がってどうせなら冷房無しでいけるんちゃうか?ってなった。 今では汗だくで夜中に起きて水シャワーを浴びながら「なんや、エアコンなしでもいけるやん!!」って自信を深めてる。 ちなみに目標達成できたらご褒美にドクターペッパー飲むからトータルなんの節約にもなってない。 (追記) おもいのほかトラバブクマあつまったな、みんなサンキュー ありがたくて頭がフットーしそうだよおっっ(36℃) なんかさあ今🧠が温泉たまご
『点と線』や『ゼロの焦点』『砂の器』といった長編推理小説によって国民的作家の地位を築いた松本清張は、もちろん短編も名作の宝庫。数百作に及ぶ清張短編の中からミステリ界の旗手二人が各々のベストを厳選、その魅力について縦横無尽に語り合った。 北村 今回は私と有栖川さんが持ち寄った、それぞれのベスト5を中心に、非常に豊かな宝の森、松本清張の短編について語り合いたいと思います。清張先生の短編は質量共にさすがで、アンソロジーも多数編まれています。それらの収録回数ベスト3の作品では、すでに語り尽くされている「張込み」と「顔」が同率トップという結果になりました。 有栖川 両方とも、「或る『小倉日記』伝」などで歴史小説的な作風を見せていた松本清張が、推理作家としての存在感を示し始めた初期の作品ですね。 北村 多彩な清張短編だからこそ、何を選ぶかに編者の個性が出ますね。佐野洋・五木寛之選のアンソロジー(『短編
はじめに こんにちは。WEARバックエンド部SREブロックの春日です。普段はWEARというサービスのSREとして開発・運用に携わっています。本記事では、約60%のコスト削減に成功したNATゲートウェイの通信内容の調査方法と通信量の削減方法についてご紹介します。 目次 はじめに 目次 背景 コストの把握 NATゲートウェイの通信内容の把握 CloudWatchメトリクスでの確認 VPCフローログでの確認 リゾルバーでのクエリログでの確認 調査結果をもとにNATゲートウェイ経由での通信量を削減する AWSサービスとの通信 Datadogとの通信 WEARのAPIとの通信 ECRパブリックリポジトリとの通信 結果 まとめ 背景 ZOZOではより効果的な成長を目指してコストの最適化を進めています。コストの増大はサービスの拡大を鈍化させる原因となるため、常に最適な状態に保つことが必要です。WEARで
コナミデジタルエンタテインメントは7月25日、18日に発売したばかりの野球ゲーム「パワフルプロ野球2024-2025」(パワプロ2024、Nintendo Switch/PlayStation 4)で大量のバグが報告されている問題について、「快適にプレーいただけない状況が発生している」と認めて謝罪した。8月上旬と下旬に修正アップデート配信し、対応する。 コナミが認識して8月下旬までに修正するバグは、「ペナントで、架空選手と架空スタッフの体型が全員『ぽっちゃり』になる」「ペナントで『ポスティングで海外移籍』を『なし』にしても、選手がポスティングで海外に移籍してしまう」「マイライフで、オールスターに選出されていない状態で特定の操作を行うと、オールスター当日に『試合』を選択できてしまい進行不能になる」「市民球場で打球が特定のエリアに行くとキャッチ不能になる」など30以上。 8月上旬と下旬に分けて
むかし、「35歳を過ぎると、急に頑張らなくなる」という話を書きました。 「中年の危機」です。 なぜ35歳を超えると頑張らなくなるのか。それはロールプレイングゲームの終盤と同じだから。 私の世代であれば、ドラゴンクエストや、ファイナルファンタジーといったRPGに熱中した方も多いだろう。 だが、私は「最後までやりきったゲーム」が異常に少ない。 なぜなら、いつもラストダンジョンになると、やる気を失ってしまうからだ。 序盤はとても面白い。自分が強くなる実感が得られるし、新しい世界が次々に広がっていく。 ところが、中盤を経て、終盤になると、とたんにゲームはつまらなくなる。 作業的なレベル上げ。 探検しつくされた世界。 有り余るお金。 そうだ。 操作するキャラクターは強くなっているはずなのに、そこには「可能性」が無くなっているのである。 キャラクターが育ち、謎がとけ、世界の広がる可能性だ。 「可能性」
Soraで短編映画、一部広告動画は炎上 OpenAIのSoraが2024年2月に発表されて以来、動画生成AIをめぐる動きが活発化している。Soraは非公開のまま一部のクリエイターにのみ提供されている状況だが、著名クリエイターや大手企業によるプロジェクトが次々と公開されている。 2024年6月に開催されたトライベッカ映画祭では、Soraを使用して制作された複数の短編映画が上映された。さらに、2024年5月初旬には、映像クリエイターのポール・トリロ氏がSoraを使用して制作したウォッシュド・アウトのAIミュージックビデオが公開され、話題となった。 また、玩具大手のトイザらスは2024年6月24日、OpenAIのSoraを使用して制作した初の商業広告を公開した。この広告は、トイザらスの創業者チャールズ・ラザラス氏の幼少期と、同社のマスコットであるジェフリー・ザ・ジラフをAIで再現したものだ。 ト
六年目の浦島太郎 高森みなも 【アフタヌーン四季賞2024夏 四季大賞】高校生の理咲は、仲の良い家族や友達、彼氏に囲まれ暮らしていたが、ある日余命3ヵ月と宣告を受ける。母親の懇願もあり、一家は一般に普及し始めたコールドスリープマシンを購入し、理咲は1年に4日間だけ起きて過ごすことに。だが、起きる度に周りとのズレが大きくなり……。
漫画原作者の坂田信弘先生が、76歳にて永眠されました。 作家の坂田信弘(さかた のぶひろ)先生が、2024年7月22日に永眠されました。76歳でした。なお、ご葬儀は親族のみで執り行われました。「ビッグコミックオリジナル」で『風の大地』、「週刊ビッグコミックスピリッツ」で『奈緒子』、「週刊少年サンデー」で『DAN DOH!!』などをご執筆いただきました。『風の大地』の最終章も全英オープンであり、旅立たれた日も今年の全英オープンが閉幕した時でした。風の大地に生きる御方でした。先生の真摯な生涯を誇りとし、生前のご功績に対する心からの敬意とともに、謹んで哀悼の意を表します。 ビッグコミックオリジナル編集部 【坂田信弘先生略歴】 プロゴルファー。漫画原作者。坂田ジュニアゴルフ塾塾長。1947年10月11日、熊本県生まれ。京都大学中退後、1969年より自衛隊に入隊、1971年任期満了で除隊。同年より栃
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