総務省は5月15日、スクールカウンセラー(SC)やスクールソーシャルワーカー(SSW)、事務職員など専門スタッフの、学校での活用に関する調査結果を公表した。教委や学校において、SSWの活用実績がなかったり、SSWの役割について十分に共有されていなかったりする事例がみられたとして、同省は文科省に対し、SSWの具体的な役割について、教委や学校にさらなる理解促進を図るよう勧告した。 同調査は、学校現場におけるSCなどの専門スタッフと事務職員の活用状況や、活用に当たっての課題を明らかにする目的で、2018年8月から20年5月にかけて、17都道府県教委と32市町村教委および、公立小学校64校、公立中学校64校、私立中学校8校、公立高校17校を対象に行った。 その結果、SSWの活用では、必要に応じて各校に派遣する方式に加え、各校を巡回する方式を採り入れたことで活用校が増えたケースや、活用事例集を作成し