車上荒らしでゴルフクラブなどを大量に盗んだとして県警に逮捕された5人のうち、神戸市で障害者就労支援施設を運営していた男(43)=盗品等有償譲り受けなどの罪で実刑判決=が、施設利用者に盗品を磨かせるなどして転売していたことが明らかになった。障害者が利用されたことに、支援者からは「施設運営者のチェックが不十分だ」との声が上がる。 県警によると、5人による被害は2016年12月からの約2年で約1700件(総額約3億1千万円)。捜査関係者によると、実行犯3人が盗んだゴルフ用品を、リサイクル店経営者が買い取って保管。施設運営者は一部を知的障害者に磨かせたり、梱包(こんぽう)させたりして、リサイクル店を通してネットの競売サイトに出品していた。県警は約6400万円の売り上げを確認したという。 神戸市の資料によると、運営者は昨年6月、市の指定を受けて「就労継続支援B型」の事業所を開いた。障害者総合支援法に
![兵庫)障害者を犯罪に利用、支援者「チェック不十分」:朝日新聞デジタル](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/2f332af27f52c45d78ef83fd95e0c6dfc6eda6c9/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.asahicom.jp%2Farticles%2Fimages%2Fc_AS20191226003662_comm.jpg)