17日、NECが業務用ウェアラブルコンピューター「テレスカウター」を発売した。業務用ながらクラウドとスマートデバイスの未来が見えるような面白いデバイスだ。最初に思い浮かんだのはメガネデバイスを使ったアニメ「電脳コイル」だが、次に思い出したのは、まさにこんな思考実験をしていた「serial experiments lain」だった(オタクですいません)。 製品は、メガネのようなデバイス「ヘッドマウントディスプレイ」(HMD)と、トランシーバーのような小型コンピューター(クライアント)をセットにしたもの。出荷開始は12月26日で、本体価格は40万円から。ディスプレーには、ブラザー工業が8月に発表した「AIRScouter」(エアスカウター)が使われている。1メートル先に16型(800×600ドット)の画面が見えているようなイメージで、12ポイントの小さな文字までくっきり読める。 ヘッドマウント