オブジェクト指向設計の基本 オブジェクト指向プログラミングの特徴 伝統的な手続き指向プログラミングでは、実行する一連のステップ、すなわちアルゴリズムを記述するものをプログラムと考えます。オブジェクト指向プログラミングでは、プログラムはオブジェクトの相互作用システムをして記述します。一時的に必要となる領域、すなわちテンポラリ・バッファはプログラムのいたるところで用いられます。C++を厳格な手続き型言語として使うこともできますが、オブジェクト指向のアプローチをとることでC++の長所を生かすことができます。 オブジェクト指向プログラミングは、キーとなる概念をいくつか持っています。 ■ 抽象化の概念 最も基本的な概念で、大規模なプログラムをより単純に記述できるようにします。 ■ カプセル化の概念 プログラムの変更とメンテナンスを簡単にします。 ■ クラス階層の概念 プログラムを簡単に拡張できるよう