米Googleは2015年11月9日(米国時間)、「ディープラーニング(深層学習)」などを実行できる機械学習システム「TensorFlow」をオープンソースソフトウエア(OSS)として公開した。GoogleのSundar Pichai CEO(最高経営責任者)は同社公式ブログで「TensorFlowはGoogle社内よりも社外で使われる方が、より多くのインパクトを与えられると考えた」と、OSS化の理由を説明している。 Googleは近年、ディープラーニングを使った機能を次々と同社のサービスに組み込んでいる。「Android」端末に組み込まれた音声認識機能や、スマートフォンアプリケーションの「Google翻訳」が備えるスマホのカメラで撮影した画像に含まれる単語をリアルタイムで翻訳する機能、オンラインアルバム「Google Photos」にアップロードした画像の被写体を自動的に認識して単語によ