昔読んだチベットの話で、寺を巡礼する時に、道中で他の巡礼者を殺して水や食糧を奪わないと生きて次の寺に行けないけど、そうすると罪深いから益々寺を巡礼せねばならぬ…みたいな話があって、「そんな馬鹿なw」と思ったけど、実際中国の僻地に行くと、そういう「何もないところ」があったりする。 — 黒色中国💉 (@bci_) 2021年8月15日 ふと、思い出してつぶやいたツイートが、予想外にウケたのだが、一体何の本に書いてあったのか思い出せなかったところ、フォロワーの方から教えてもらった。 河口慧海のチベット旅行記の一節である。 強盗本場の国 ▲こちらの「第三十回 人里に近づく」の箇所にある。 マナサルワ湖の間道に出ず するとそこに一筋の道がある。こりゃ奇態だと思ってよく前に聞いてある話を思い出しますとそれはマナサルワ湖へ指して行くチベット本道からの廻り路であるということに気がついた。こりゃうまいもの