パスワード使い回しや「Windows 7」使用、不正侵入を招いた水道システム管理の実情:この頃、セキュリティ界隈で(1/2 ページ) 米フロリダ州オールズマー市の浄水システムに何者かが不正侵入し、飲料水に含まれる水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)量を100倍以上に増やす設定変更を行った事件。この時は管理者がすぐに気付いて対応したため実害は免れたものの、パスワードの使い回しや「Windows 7」の使用など、地方自治体の水道システムが抱える問題の一端が浮き彫りになった。こうした実態はたまたま明るみに出たにすぎず、氷山の一角だと専門家は指摘する。 オールズマー市の浄水システムが不正侵入されたのは2月5日。何者かがPC遠隔操作ソフトウェアの「TeamViewer」を介して2度にわたって浄水場の産業制御システム(SCADA)にアクセスを確立し、飲料水に混ぜる水酸化ナトリウムの量を、約100ppmから1
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