植物が成長する3日間のようすを30秒にちぢめました、みたいな映像をたまにみかける。微速度撮影というらしい。 理科系の教育番組などで目にすることが多いこの技術。おもに、長時間かけてゆっくり変化する現象を観察するために使われるものだ。 でも、何もそんなストイックなものばかり撮らなくてもいいいんじゃないだろうか。 身の回りにあるものをひたすら早回しで見てみることにしました。 (text by 三土たつお) でも最初は理科っぽいやつを 宮城さんのヒゲが日に日に伸びてゆくようすを短縮して見るのはどうだろう、と思ったのだけど、そんな失礼なことを頼めるわけがない。 まずは、地道に、基本からいくことにしよう。 たとえば、夕焼け空がだんだん暗くなるようすなんかはどうだろう。いかにも理科の教育番組でとりあげそうなテーマだけど、じっさいに見てみるのもおもしろそうだ。 せっかくだから、地平線のみえる高いところから