アパートなどの大家から思いがけない退去通知が届く人が相次いでいる。高度経済成長期を中心に建設された集合住宅が老朽化し、耐震性などの面から取り壊しが必要になっているのだ。立ち退きを迫られた人たち、中でも一人暮らしの高齢者の中には、転居先を探しても、連帯保証人がいないなどの理由から、契約を断られ続ける人もいる。公営住宅への入居も高い倍率に阻まれる。10年後には、4軒に1軒が築40年以上になるとされる賃貸住宅。今後、急増することが危惧される、立ち退きによる漂流の実態をリポートする。
今年もこの季節がやってきた。浮かれ電飾のシーズンだ。クリスマスが近づくと出現するイルミネーションでぴかぴか光る住宅のことをそう呼ぶ。 2004年から毎年末観測してきた「浮かれ電飾鑑賞のプロ」(なんだそれ)であるぼくが、今年満を持して訪れたのは山梨の有名な浮かれ電飾の町。 そのむせかえるようなLEDの煌めきを見ながら「浮かれ電飾論」を書こうと思った。浮かれ電飾は「正義化」したのだ!
インターネットの登場で、「どこに住むかは、あまり重要でなくなった」とする識者、論者が数多くいる。 彼らは「インターネットさえあれば、どこでも稼げる。どこでも仕事ができる。」と述べ、中には地方移住を強く勧める人もいる。 もちろん「どこに住むか」はその人の価値観によって大きく満足度が異なるため、一概に「地方が良い」「都会が良い」などということはできない。 究極的には、「住」に何を求めるかは人それぞれだからだ。 だが、最近の研究によれば、 こと「お金」と「面白い仕事」がほしいのであれば、間違いなく都市、さらにその中でも「イノベーション産業」が集積する都市に住むべきであるとの結果が出ている。 片田舎に住んではいけないし、旧来型の製造業が主体となる都市でもダメだ。 カリフォルニア大学バークレー校の都市経済学教授、エンリコ・モレッティは、著書の中で次のように述べている。 トーマス・フリードマンはグロー
さあ、年に一回か二回ほどやってくる辛口ブログの日がやってきました。ショッキングな言葉遣いと感じる方もいるかと思いますが、一応ご了承下さい。内容は、前から書きたいなーと思っていた事柄。風邪をひいて休んでいる今が良い機会ですので、一気に済ませてしまうことにしました。 参照:前回の辛口ブログ スウェーデンに住んでいるということを日本の方に話すと、ほぼ必ず、 「寒くて大変でしょう?」 と言われます。確かに先日のストックホルムは、マイナス20度近くまで冷え込みました。では、僕たちは服を着込み凍えていたと思いますか?東京よりも暮らすのが大変だと思いますか?ここよりは暖かい日本へ行きたいと思っていそうですか? おそらく皆さんが想像するものとは、答えは全く逆。 むしろストックホルムの方がはるかに快適です。 「冬の室内は寒い」 - これは常識だと思っていますか? -確かに屋外の気温は、ストックホルムの方が低
「都市のスポンジ化」という現象を聞いたことがあるでしょうか。人口が減るなかで空き家や空き地がランダムに発生し、街がスポンジのようにスカスカになってしまうことです。この問題が東京の郊外で注目され始めています。 「1970年代ごろまでに建てられた家で空き家が増えている。マッピングすると、スポンジ化を実感する」。こう話すのは、埼玉県毛呂山町役場の酒井優さんです。「街の人口密度が下がると、多額の投資をしてきた下水道や道路などが無駄になる。小売店なども収支があわず撤退してしまう。それでまた人が減る負のスパイラルに陥る」と懸念しています。 スポンジ化は日本特有の現象とされます。高度経済成長期に都市部に若者が大勢やってきました。彼らは結婚するとマイホームを求めて郊外に散らばりました。その家を相続した子どもが放置すると空き家や空き地になります。団塊の世代の持ち家の相続期を迎える2033年には3軒に1つが空
冬になると家の中が寒くなるんだけど この事実を20数年おかしいと思わなかった なぜならそれが当たり前だったから でもちょっと前に断熱窓に興味を持って 色々調べてみたらこのブログに行き当たった 日本の住宅が、あまりにもアレすぎる件 http://www.ikuru.net/blog/archives/2009/01/post_893.html 自分の住んできた家があまりにもお粗末なものだと知った 調べていて薄々そうなんじゃないかと思ってたけどこれを読んで納得した このブログ以外にもいろいろ調べてみて 思った以上に日本の家屋と法律が駄目な事を思い知った そして自分が断熱住宅に色んな誤解や偏見を抱いていたことも知った 一応2020年から断熱も義務付けられるみたいだけど正直言って遅すぎるし 俺が生まれる前に義務付けとけ今まで寒かったんだぞクソバカどもが死ねと思った あと北海道は既に断熱住宅が晋及し
みんな外断熱+熱交換器+low-e複層ガラスの優秀さが分かってない。技術的・商業的には既にゼロ・エミッション住宅は完成してるのに。結露や夏場の暑さ、湿気にも強いのに。 内地の建築士は特に意識が低い。北海道の技術屋は「吉田兼好の呪い」といってる。 札幌市では、小学校の体育館をまるまる外断熱施工して、人の体温だけで暖が取れるようになってるとこもある。大災害時の避難所になるから。 断熱厚さ300㍉のゼロエミ住宅を見学したことあるが、外は氷点下10度なのに15人ぐらいで内覧してたら暖房なしでどんどん暖かくなり、みんなコートを脱いだ。 千歳の外断熱改修した分譲マンションは、1月で寝る前室温26度に上げて、暖房切って寝て起きたら21度ぐらいやと。 課題はコストだが、普及すれば劇的に下がる。やり方は簡単で、新築にlow-eと外断熱の断熱厚さを義務付ければよい。効果はEUで証明されてるし、FITより楽チン
マイホームは「持ち家」と「賃貸」のどちらがトクか──。これまでも散々繰り返されてきた議論だが、「特にこれからの時代は、リスクを背負ってまで買うべきではない」と断言するのは、住宅ジャーナリストの榊淳司氏だ。果たしてその根拠とは? * * * 私は、日本人には住宅についてのある強迫観念が存在していると考えている。それは、「一人前になったら家を買わなければならない」というものだ。仕事を持ち、結婚して、子どももできた一人前の職業人が、いつまでも賃貸住宅に住んでいると、世間から「どうして?」と思われる。 まわりを見渡してみよう。しっかり仕事をしていて、それなりの家庭を築いている人のほとんどは持ち家に住んでいないだろうか。そういった人で賃貸暮らしを続けているのは少数派である。 しかし、自宅というのは必ずしも購入しなければならないものなのか? 私は常々疑問に思っている。 住宅というのは、人が暮らすための
管理人はいるのが当たり前――そう思い込んでいる人ほど、彼らが普段、どれほど面倒事を引き受けてくれているかを知らない。いざいなくなったとき、待ち受けているのは絶望的な現実だった。 ヒビが入った窓ガラスも放置 埼玉県川越市。JR川越駅から徒歩20分ほどのところに、築約40年のAマンションがある。 「正直、身体がしんどいので、ここらで辞めさせてもらいます」 20年以上にわたりこのマンションの管理人を務めていた70代の女性が突然いなくなったのは、この4月のことだった。 Aマンションの管理組合理事長を務める60代の男性住民が言う。 「その管理人さんはもともと管理会社から派遣されていたのですが、長年修理や管理を一手に引き受け、住民からの信頼も篤かった。会社を定年退職されたのを機に、管理組合と直接契約し、引き続き務めてもらっていました。 それが、昨年あたりから『私も歳だし、この仕事はキツい』と何度か相談
東京オリンピックの競技会場に近い、江東区湾岸部の高級タワーマンションが人気だ。1000戸以上の新築が1年もしないうちに完売するという、驚異の売れ行きだという。購入者からは、立地や価格を考えれば「お得感がある」との声も聞かれるが、本当だろうか。ベストセラー『2020年マンション大崩壊』(文春新書)の著者、牧野知弘氏に聞いてみた。 「建物は有限、土地は永遠」という真理 不動産事業に長く関わってきて強く思うことがある。土地は劣化しないということだ。 たとえば東京都中央区銀座の土地。銀座の地価は、景気の状況を敏感に反映して変化する。中心部の四丁目付近では、ここ30年くらいの間でも、現在のように坪当たり1億円を超える値段をつける時代があれば、3000万円台まで下落したときもあった。それでも土地は変わらず銀座に存在し続けている。 土地はこの世から消えてなくなることはない。価格はその時代時代の気配を表象
コンテンツブロックが有効であることを検知しました。 このサイトを利用するには、コンテンツブロック機能(広告ブロック機能を持つ拡張機能等)を無効にしてページを再読み込みしてください。 ✕
今年6月に発生した震度6弱の函館地震。全国から取材記者が訪れ、テレビのニュースでも放送されました。幸い、震源地が浅かったこともあり、大きな被害はありませんでしたが、ある記者が、北海道の住宅の屋根を見て驚いていました。「見てください。この辺の住宅の屋根は四角いんです!!」 函館地震の少し前、4月に起きた熊本地震では家々の屋根が崩れ、瓦が散乱している様子を目にしたばかりだったので、屋根に瓦が使われていない北海道の住宅事情に驚いたのでしょうか。 トタン屋根が主流の北海道ですが、近頃では記者が驚いたような、平らな“無落雪屋根”が多くなってきました。北海道では当たり前になってきたフラットな屋根には、屋根の常識を覆すような驚くべき工夫が施されています。その秘密とは…。 北海道では雪がすべり落ちやすいトタン屋根が主流。瓦屋根はほとんどない。 カラフルなトタン屋根。雪がすべり落ちやすい。 そもそも北海道の
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く