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  • 文系の博士課程「進むと破滅」 ある女性研究者の自死:朝日新聞デジタル

    仏教を研究してきた西村玲(りょう)さんは、2016年2月に亡くなった。 04年に博士(文学)に。05年、月額45万円の奨励金が支給される日学術振興会の特別研究員に選ばれた。 実家で両親と暮らしながら研究に打ち込み、成果をまとめた初の著書が評価されて、09年度に若手研究者が対象の賞を相次いで受賞。恩師は「ほとんど独壇場と言ってよい成果を続々と挙げていた」と振り返る。 だが、特別研究員の任期は3年間。その後は経済的に苦しい日が続いた。 衣住は両親が頼り。研究費は非常勤講師やアルバイトでまかなった。研究職に就こうと20以上の大学に応募したが、返事はいつも「貴意に添えず」だった。読まれた形跡のない応募書類が返ってきたこともあった。 安定した職がないまま、両親は老いていく。14年、苦境から抜け出そうと、ネットで知り合った男性との結婚を決めた。だが同居生活はすぐに破綻。自らを責めて心を病んだ。

    文系の博士課程「進むと破滅」 ある女性研究者の自死:朝日新聞デジタル
  • 【第10回】お墓の消費者全国実態調査(2018年)

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  • 日本語の正誤こだわる社会「辞書も加担」 飯間浩明さん:朝日新聞デジタル

    今年6月以降、日を席巻した「半端ない」は、この人が10年以上前から目をつけていた言葉だ。人呼んで「言葉ハンター」は、新しい言葉が生まれていないか、満員電車の女子高生の会話に耳を澄ませ、SNSの片隅のやりとりに目を配る。正しい日語の総元締のような「辞典」に、なぜそこいらで生まれる新語が必要なのか。 ――「半端ない」は、2014年に改訂した三省堂国語辞典第7版に載っていました。 「『半端ない』を初めて耳にしたのはNHKの漫才番組でした。1990年代に用例がありますが、広まったのは21世紀になってからです。前回の改訂作業のとき、人々の間に定着していると考え項目を立てました」 ――辞書に「新語」は必要ないんじゃないでしょうか。 「新語や新用法こそ必要なんです。例えばいまメールを書くときに辞書を調べようとして、世の中でみんなが使っている言い方や意味、用法が載ってなければ、その辞書は実用的とは言え

    日本語の正誤こだわる社会「辞書も加担」 飯間浩明さん:朝日新聞デジタル
  • 水上バイクで来たヒーロー 15時間かけ120人救う:朝日新聞デジタル

    西日豪雨で甚大な浸水被害を受けた岡山県倉敷市真備(まび)町で、多くの住民が取り残される中、「どげんかしたらないかん」と、水上バイクで約15時間にわたり、約120人を救助した町出身の若者がいる。「町のヒーローじゃ」。救助された住民たちから命の恩人として感謝されている。 「おかんが真備の家に取り残されとる。どうにか助けてもらえませんかね?」 7日昼前、岡山県総社(そうじゃ)市の建設業、内藤翔一さん(29)は、同じ真備町出身の後輩で岡山市に住む上森圭祐さん(25)から電話で頼まれた。 地元の浸水被害に、内藤さんは「なんかできんか」と思っていた矢先だった。趣味で水上バイクに乗ることがあり、免許も持っている。総社市の自宅から真備町はほど近い。 「すぐ行っちゃるわ」 水上バイクを友人から借りて、出発した。 昼過ぎ、泥水は民家の2階ほどまで上がり、水かさは依然として少しずつ増していた。木やタイヤなど様

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  • 施設のアイドル馬、屋根の上で3日耐える 冠水の真備町:朝日新聞デジタル

    大規模に冠水した岡山県倉敷市真備(まび)町。9日午後、まだ道路一面に5センチほどの泥が残る真備支所の前で、女性が涙を流しながら馬に駆け寄り、3日ぶりの「再会」を喜んでいた。介護老人保健施設、ライフタウンまびで入所者のアニマルセラピーを目的に飼われていたミニチュアホースの「リーフ」。大雨で行方がわからなくなっていた。 リーフが、施設職員の谷真理さん(49)の方へ顔を近づけると、谷さんはその顔をいとおしそうになでた。リーフはメスで、9歳。昨年3月に大阪の牧場から施設へとやってきた。 今回の大雨で真備支所は1階部分が冠水。約200メートル南のライフタウンまびにも水が押し寄せ、隣接する農場で放し飼いだったリーフやヤギを助ける余裕はなかった。世話をしていた谷さんが9日、「泳いで逃げて、助かっているかもしれない」と近くの山へ捜しに行っていたところ、支所近くの民家の屋根にいるのが見つかったという。

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  • クロールのバタ足、速くなる効果なし むしろ水の抵抗増:朝日新聞デジタル

    水泳のクロールで速く泳ごうとすればするほど、キック動作(バタ足)は前に進む力に貢献しにくくなる――。こんな研究結果を、筑波大と東京工業大の研究チームがまとめた。秒速1・3メートル(100メートルのタ…

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  • 日本列島ほぼ全域描く、最古級の地図発見 広島の博物館:朝日新聞デジタル

    14世紀中ごろの室町時代(南北朝時代)に描かれたとみられる、州から九州のほぼ全域が記された日地図がみつかった。広島県福山市の県立歴史博物館が15日発表した。現存する最古の日地図は京都・仁和寺(にんなじ)所蔵の「日図」(1305年)とされるが、西日が欠けており、全体が残った地図では最古級。日地図の変遷をたどるうえで重要な発見と注目される。 博物館によれば、確認されたのは「日扶桑(ふそう)国之図」(縦122センチ、横57センチ)。広島出身の収集家から博物館に寄託された。国内68カ国が描かれ、地図の欄外には国名と郡名、人口や田畑の面積、寺の数なども記された。近畿を中心に九州を上に描き、京都から各地へ街道が伸びている。当時は「琉球(りゅうきゅう)」と呼ばれ、日中国などとの中継ぎ貿易で栄えた沖縄も記されている。沖縄を「龍及(りゅうきゅう)国」と表現する鎌倉時代の地図の特徴と、港町の

    日本列島ほぼ全域描く、最古級の地図発見 広島の博物館:朝日新聞デジタル
  • 「秀樹、僕はうらやましかったよ」野口五郎さん弔辞全文:朝日新聞デジタル

    ◇ 秀樹、君が突然去ってしまったことを知ってから何日が経っただろうか。皆さんに、気持ちの整理がつくまで少し時間を下さい。そうお願いしたのだけど、どうやってこの現実を受け止めて良いのか。いまだに君の言葉をいろんなことを思い出して、泣いてばかりいる。 秀樹との46年間は、簡単に語りきれるものではありません。こんな風に君への弔辞を読むなんて考えてもいなかった。僕にとって、君は当に特別な存在だった。 ある時は兄のようでもあり、ある時は弟のようでもあり、親友でもあり、ライバルでもあって、いつも怒るのは僕で、君は怒ることなく全部受け止めてくれて。いま思うと僕と君との違いは、心の大きさが違うよね。つくづくそう思うよ。いつも僕が言うことを大事に大事に聞いてくれて、何でそんなに信用してくれていたの。 訃報(ふほう)を聞いて君の家に向かう途中で、僕は突然思い出してに言った。秀樹の歌で「ブーメランストリート

    「秀樹、僕はうらやましかったよ」野口五郎さん弔辞全文:朝日新聞デジタル
  • 山梨のマンホールに…ひっそり千葉のふた 30年設置か:朝日新聞デジタル

    ユーカリの木とコアラの親子がデザインされたマンホールのふた。長年、山梨県富士河口湖町の町道に一つだけ使われてきた。実はこれ、千葉県松戸市のふた。外部の指摘を受け、気づいた町は今月7日、その日のうちに町のふたと取り換えた。なぜこんなことが起きたのか。 松戸市のマンホールのふたは、富士河口湖町勝山の旧勝山村役場から南に約50メートルの町道にあった。直径60センチ、重さ約40キロで、表にはユーカリとコアラの図柄、「まつどし」「おすい」の表記。裏を見ると1989年に製造されたことがわかり、30年近く設置されていた可能性もある。 富士河口湖町は2003年と06年に旧勝山村など4町村が合併して誕生。町内で使われているマンホールのふたは、合併前の町村のものと、合併後の富士河口湖町のもの。旧勝山村で使われていたふたにはリスやフジザクラが描かれていて、松戸市のふたは来、あるはずがない。 松戸市によると、コ

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  • (おやじのせなか)宇多丸さん 破天荒、自らの病院でDJも:朝日新聞デジタル

    父(精神科医の石川信義さん)は破天荒で、漫画の主人公のような人です。周りに人が集まってくる「スーパースター体質」だから、僕のライブにたくさんの人が入っているのを喜ぶ母に、「うちの子だぞ、当たり前だ」と言い放ったそうです。 僕が生まれた頃、群馬県に病院を建てました。患者を閉じ込めない完全開放病棟を…

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  • 廃業予備軍「127万社」の衝撃 後継ぎ不足、企業3割:朝日新聞デジタル

    後継者がいない(上) 東京商工リサーチによると、後継者難などで毎年3万件の企業が休業や廃業、解散している。技術やノウハウが失われかねない事態にどう対応すべきか。 JR大宮駅から北へ約10キロ。埼玉県伊奈町の事業所や工場が集まる一角に、円戸(えんど)幸雄(82)が1989年に創業した三協技研がある。複数の素材を貼り合わせて包装材などに仕上げるラミネート加工が専門だ。 社屋に隣接する工場では、ゆっくりと回る二つのローラーから出た2枚の素材を自動でぴったり接着させる工程が続いていた。できたシートは、住宅の鉄骨と外壁の間に入れられ、緩衝材の役目を果たす。 円戸が考案したこの製法は、大幅な自動化で人件費を抑えられるのが特徴で、特許もとった。製品は全て大手住宅メーカーが買い上げる。「この製品は営業する必要がないんです」。需要は増加傾向という。 そんなアイデアと技術力で会社を引っ張ってきた円戸だが、悩み

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  • ワタミ渡辺氏に遺族が抗議文 「週休7日幸せか」発言で:朝日新聞デジタル

    ワタミグループの創業者で自民党参院議員の渡辺美樹氏が国会で「週休7日が人間にとって幸せなのか」などと過労死遺族に配慮のない発言をした問題を受け、ワタミグループの居酒屋に勤め、2008年に過労自殺した森美菜さん(当時26)の両親が29日、安倍晋三首相と渡辺氏に抗議文を送った。 両親は抗議文で、渡辺氏の発言について「ワタミの理念だった『24時間365日死ぬまで働け』という言葉を裏返しにした言葉『週休7日』を言うなど、まったく不真面目な態度と言うほかありません」と厳しく批判。渡辺氏が「私も10年前に愛する社員を亡くしている経営者」と国会で述べたことに対し「娘について『愛する社員』と軽々しく言ってほしくありません」と抗議し、「今回のような発言が出ること自体、ワタミ社員の働く環境が良くなっていないことを示しているのではないか」と指摘している。 両親は自民党と渡辺氏に謝罪を要求するとともに、専門職で年

    ワタミ渡辺氏に遺族が抗議文 「週休7日幸せか」発言で:朝日新聞デジタル
  • ほぼ毎晩イカの夢、イカだけ描き13年 女性画家が個展:朝日新聞デジタル

    イカの姿の美しさに魅入られ、13年以上にわたってイカだけを描き続けている鹿児島市の画家、宮内裕賀(ゆか)さん(32)の個展「イカスイム」が20日から、同市名山町のギャラリーで始まった。テーマは毎晩のように見るというイカの夢。「自分が描きたいイカにこだわった作品。絵を見て何か感じてもらえれば」と話す。25日まで。 個展の開催は7年ぶり2回目。水面に映ったイカをイカ墨などで描いた絵や、イカの絵の上にイカ墨を塗った自分の体を重ねた2畳ほどの大きな作品など約30点を展示販売している。 個展のタイトル「イカスイム」の「スイム」に込めた意味は、「睡眠」と「夢」。宮内さんがほぼ毎日見るというイカの夢が、作品のもとになっている。 昨年1月から見た夢を記録し始め、そのメモを見ながら描いた絵を毎日、SNSのインスタグラムなどに投稿し続けている。会場では夢を描きとめたスケッチなども展示している。 ある日に見たの

    ほぼ毎晩イカの夢、イカだけ描き13年 女性画家が個展:朝日新聞デジタル
  • 目は茶色で縮れ毛で…縄文人の顔、DNA情報もとに再現:朝日新聞デジタル

    国立科学博物館などの研究グループは12日、約3800年前の縄文人の骨から抽出したDNA情報をもとに、顔を再現した復元像を公表した。骨格の特徴だけでなく、遺伝情報を参考に古代人の顔を復元したのは国内初という。13日から東京・上野の同館で始まる特別展「人体―神秘への挑戦―」(朝日新聞社など主催)で一般公開する。 研究グループは、北海道・礼文島の船泊遺跡で頭骨などが発掘された女性の臼歯からDNAを抽出。顔に関する遺伝子の特徴から外見を推定した。女性は、肌は色が濃く、シミがあり、目は茶色、髪の毛は細く縮れていたなどと判明したという。また、血液型はA型で、身長は140センチ程度だったという。 従来は、骨格の特徴をもとに古代人の顔を復元していたため、肌や目の色がわからず、現代人の特徴をもとに推測していた。遺伝情報の活用でより忠実に復元できたという。 国立科学博物館の篠田謙一・人類研究部長は「これまで想

    目は茶色で縮れ毛で…縄文人の顔、DNA情報もとに再現:朝日新聞デジタル
  • 稲村亜美さんに中学生球児殺到、けが人も 連盟がおわび:朝日新聞デジタル

    中学生の野球大会開会式で始球式を行ったタレントの稲村亜美さんが、グラウンドで球児に取り囲まれる出来事があり、大会を主催した日リトルシニア中学硬式野球協会の関東連盟が12日、公式サイトに「おわび」を掲載した。 開会式が行われたのは10日。神宮球場で稲村さんが始球式を行った後、周囲で見ていた選手たちがマウンド付近の稲村さんに殺到した。同連盟が掲載した「開幕式の騒動に関するおわび」によると、その際に選手数人がけがをしており、「役員の事前検討が十分でなく、関係する皆様にご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げます」としている。 稲村さんはリトルシニアで選手としてプレー経験があり、プロ野球でも多くの始球式を行っている。同連盟は「選手が整列していた場所を離れ、あのように稲村亜美さん目指して殺到した行為は、決してあってはならないことだと考えています。今回の行為についてその場にいた選手には、チームを通

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  • 男女に差なんて、ない プリキュア生みの親、秘めた信念:朝日新聞デジタル

    3月8日は、国連が定めた「国際女性デー」です。男女格差が大きいとされる日を、次代を担う若い人たち、とりわけ女の子たちが性別にとらわれず生きることができる社会に――。人気アニメ「プリキュア」シリーズ…

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  • 平昌五輪の謎彫刻、狙いは何か モルゲッソヨの作者語る:朝日新聞デジタル

    25日に閉幕した平昌五輪では、メディア施設近くに置かれた彫刻像がインターネット上で話題を呼んだ。正式名は「Bullet Men(弾丸マン)」だが、日のスポーツ紙が取材した際、スタッフが「分かりません(モルゲッソヨ)」と返したことから、その名が定着してしまった。作品を手がけた人はどのように受け止めているのだろうか。韓国人の彫刻家キム・ジヒョンさん(50)にインタビューした。 ――この彫刻像が、男性器に見えると指摘する人がいます。 「第一印象が男性器なのは否定できません。社会的な男性性、欲望の象徴です。男性のたくましい体の頭を覆うヘルメットの形は見ての通り、滑らかな弾丸のイメージと男性器を二重にイメージ化したものです。家父長的な文化で、男性中心的な社会を生きていかなければならないという意味で、武装の概念であるヘルメットを作り、その中には弱い人間の性があることを表現したのです。美術史におい

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  • 「クルマ、地方疲弊の重大原因の一つ」藤井聡・京大教授:朝日新聞デジタル

    京都大学教授 藤井聡さん クルマは日の地方を疲弊させている重大な原因の一つです。地方ではクルマがなければ何もできない。それが常識になっていますが、クルマへの過度の依存を止めなければ、地方創生はありえないでしょう。 全国の地方都市が悩んでいるのが中心市街地の空洞化です。かつては規制されていた大型ショッピングセンター(SC)が郊外につくられ、人々はクルマで出かけていく。中心部は衰退してシャッター商店街と化し、鉄道やバスなどの公共交通機関に大きな打撃を与えました。クルマは、ある水準まで拡大すると他の交通手段を駆逐し、多様性を失わせる傾向があります。 都市は駅や港、城などの点を…

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  • 実際に締まる「ネジチョコ」、注文殺到 米国でも販売へ:朝日新聞デジタル

    14日のバレンタインデーに向け、チョコレート商戦は真っ盛りだ。官営八幡製鉄所の関連施設が世界文化遺産に登録されたのを機に生まれ、国内外で人気を集める「ネジチョコ」の販売元ではロボットを導入し、商品作りに追われている。 ネジチョコは、北九州市小倉南区の菓子店「グランダジュール」が開発、2016年2月に販売を始めた。前年に八幡製鉄所旧事務所などが「明治日の産業革命遺産」として世界文化遺産に選ばれた直後、菓子店を運営する通信サービス会社の社長で北九州市出身の吉武太志さん(45)が思い立つ。「鉄の街、ものづくりの街、世界遺産のある街・北九州をアピールする土産を作ろう」 施設見学や資料集めを重ね、最初はH鋼をかたどったチョコレートを作った。「茶色い棒にしか見えない」「北九州以外の人にはわかりにくい」。周囲の評は芳しくなかった。さらに研究を続け、ボルトとナットのような部品の古い写真を見つけ、「これ

    実際に締まる「ネジチョコ」、注文殺到 米国でも販売へ:朝日新聞デジタル
  • アルマーニ導入の小学校、シャネルやエルメスにも打診:朝日新聞デジタル

    今春から、イタリアのブランド「アルマーニ」がデザインを監修した標準服を導入する東京都中央区立泰明小学校(銀座)の和田利次校長(62)が9日、記者会見し、「理解してもらえるよう説明を進める。方針を変える考えはない」と述べた。国会で値段の高さが取り上げられたが、和田校長は「(基一式なら)校の保護者であれば何とか出せるんじゃないか、と思っている」と語った。 標準服は同校の全児童が着ているといい、事実上の「制服」に近い。今春の新1年生が買う新標準服は、上着やズボン・スカートなど基の一式で4万円を超え、在校生が着る現標準服の2倍以上。一部の保護者から負担の重さを訴える声も上がっている。 同校は銀座で創立140年の歴史があり、和田校長は「銀座にあるブランドの力を借りるのも、学校らしさに含まれてよいのでは」と新標準服を発案。3年ほど前から百貨店に相談し、銀座に店を構えるバーバリーやシャネル、エルメ

    アルマーニ導入の小学校、シャネルやエルメスにも打診:朝日新聞デジタル