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2018年6月25日のブックマーク (5件)

  • 日本人がこれほど「自信」と「余裕」を失ってしまった歴史的理由(與那覇 潤) @gendai_biz

    2011年に著書『中国化する日』が大きな反響を呼び、「気鋭の若手論客」として注目された歴史学者の與那覇潤氏。しかし2014年に激しいうつ状態を体験し、翌年から大学を休職。2017年には離職する。 その與那覇氏が、3年間の沈黙を破って今年4月に刊行した新著『知性は死なない 平成のをこえて』が、増刷で1万部を突破するなど、​いま静かな話題となっている。平成の終わりを前に、緩慢だが着実な機能不全に陥りつつある日の「知性」を、どう見ているのだろうか。 (聞き手/現代ビジネス編集部、写真/岡田康且) 失われた「痛み分け」の美学 ――『知性は死なない』では、平成のあいだに起こった「グローバル化の逆説」が大きな主題になっていますね。冷戦体制が終わり、人びとがもっと自由に考え、さまざまな生き方を追求できる時代が来るのではないか。平成は当初、そうした期待とともに始まったはずでした。 しかし実際には、「

    日本人がこれほど「自信」と「余裕」を失ってしまった歴史的理由(與那覇 潤) @gendai_biz
  • 歴史を忘れ去り、言葉を「凶器」として使う時代をどう生きるか(與那覇 潤) @gendai_biz

    2011年の著書『中国化する日』で注目を浴び、「気鋭の若手論客」として論壇に迎えられた與那覇潤氏。しかし氏は2014年から激しいうつ状態を経験し、2017年には大学の教職を辞した。 今回、沈黙を破って著書を刊行した與那覇氏の、ロングインタビューが実現。緩やかに壊死してゆく日の「歴史」と「知性」を、いまどう見ているのか――。 (聞き手/現代ビジネス編集部、写真/岡田康且) 歴史が消えて「いま」だけになる ――與那覇さんは2015年の春からご病気(双極性障害にともなううつ状態)の治療に専念され、約3年間の療養を経て、今年4月に新著『知性は死なない 平成のをこえて』を出版。また5月には、2013年の著作である『日人はなぜ存在するか』を文庫化され、新たな増補あとがきをよせています。 しかし大学のお仕事に復帰されるのかと思いきや、「学者廃業」を宣言されたので、とても驚きました。先日ウェブで公

    歴史を忘れ去り、言葉を「凶器」として使う時代をどう生きるか(與那覇 潤) @gendai_biz
  • 一生貧困の宿命「アラフォー・クライシス」を生んだ犯人は誰だ(秋山 輝之) @gendai_biz

    NHK「クローズアップ現代プラス」が放送した特集『アラフォー・クライシス』が大きな話題を呼んでいる。アラフォー世代は一生貧困を宿命づけられているのか――そんな悲痛な叫びがネット上に数多く聞かれる。 元大手企業の人事担当者で、組織人事コンサルタントの秋山輝之氏は、こうした状況に至ったのは「日企業の人事戦略が大きな原因」と指摘する 企業の人事部門はこれまでどのように動いてきたのか。そして、いまの状況をどうとらえているのか。秋山氏が教えてくれた。 「一生涯貧困、生活困窮を宿命づけられている」 筆者自身も1973(昭和48)年生まれのアラフォー世代だ。私たちの世代には、これまでいくつもの呼び名が与えられてきた。 初めは「第二次ベビーブーマー」。堺屋太一氏の小説タイトルから「団塊の世代」という言葉が生まれると、それに伴って「団塊ジュニア」とも呼ばれた。10代のときは「受験戦争世代」、20代には「氷

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  • 物理学者はAIをこう見る~あなたは「正しく」怖がれていますか?(松浦 壮) @gendai_biz

    AI当に「怖い」のか? この数年で「人工知能AI)」という単語を聞く機会が増えました。 中学生の天才プロ棋士藤井聡太氏が永世七冠の羽生善治氏を破ったことが話題になったその裏で、いまやAIはプロ棋士を凌駕するレベルに達しました。 より複雑な囲碁ですら、AI「アルファ碁」がトップ棋士を破り、その実力は今なお進化を続けています。 普段お世話になっているGoogle検索では、多少タイプミスをしてもAIが意味を汲んでくれますし、iOSに搭載されたSiriは、「Siriさん」とでも呼びたくなるような反応を返してくれます。事故のために中断しているとは言え、AIによる自動車の自動運転の流れはもう止まらないでしょう。 そんなAIの急進展にそこはかとない不安を覚える方、結構いるんじゃないでしょうか。 例えば職業。AIにできることが増えれば、自分の仕事が取られてしまうかも知れません。これは、産業革命時代、

    物理学者はAIをこう見る~あなたは「正しく」怖がれていますか?(松浦 壮) @gendai_biz
    furonu114
    furonu114 2018/06/25
  • 自衛隊の危機03―憲法9条2項とアメリカ合衆国―

    第1回で〈不適切な人物たち〉が自衛隊に浸透している実態、第2回でいわゆる〈ネトウヨ〉にさえ、すがらなければならないほど混迷した状況と、制服たちの心象を記した。 今回はそれを踏まえて、制服組の不満と焦りを、文官たちにぶつけたレポートを紹介する。 そして、そのような事態が起きてしまう根幹の問題について考えてみたい。 前回記事の末尾で触れたように、匿名取材班Project Armyは、取材で得た〈制服たちの声〉を、防衛研究所をはじめとする自衛隊の各種学校で教鞭をとる複数の文官、文官教官、防衛省内局の背広たちに届け、彼らの見解を集めた。以下、制服たちの声を太字で表記し、その声に対する文官たちの反応を掲示する。 ーー文官、文官教官や背広組は、靖国神社の遊就館や知覧特攻平和会館で、祖国を守るために殉じた先人を思い、涙をながす防大生や自衛官を見下している。 (文官A): 「遊就館でも知覧でも、祖国に殉じ

    自衛隊の危機03―憲法9条2項とアメリカ合衆国―