大分県精神保健福祉センター,2004, 『ひきこもりの実態調査報告書』 大分県での「ひきこもり」の実態調査についての報告書。2つの調査が行われている。 1つ目は保健所・診療所などを通して把握された事例を機関が記入したもの。 2つ目は機関に相談を来た人による自己記入式。 1つ目の調査。 ひきこもり本人年齢 高齢化事例(30歳以上)は全体の30.8%。この調査の興味深い点は最高年齢が73歳であること。これは老人のひきこもりであろう。 ちなみに斎藤環定義の「ひきこもり」は「二十代後半までに問題化」という条件がつくため、斎藤定義ではこの老人のひきこもりは「ひきこもり」には入らない。理由は、ひきこもり状態になる原因・背景が異なるため、別の問題として扱うべきであるからだ。 (2)ひきこもり本人の性別・年齢 性別は、男性145人(69%)、女性66人(31%)であった。平均年齢は26.2歳で、最年少15
岩波書店の雑誌「科学」2000年7月号に、長谷川寿一・長谷川眞理子*1の「戦後日本の殺人の動向」という論文が掲載されていますにゃ。wikipedia:進化心理学の立場から、殺人という犯罪を論じているものにゃんね。 なかなか手に入りにくくもなっているので、この論文を簡単にご紹介。以下に「適応」という言葉がでてきたら、それは進化生物学的な意味であることをご留意くださいにゃ。また、論文のサマリーなので猫かぶり文体は封印*2。 まず、殺人それ自体は適応的な行動ではないという立場がとられている。しかし、殺人をひきおこす対立感情や攻撃性は、自己主張や固執という適応的な行動から生ずるものであるとしている。 また、分析のもととなる資料は、警察の犯罪統計に加えて、殺人事件の判決文をランダムに参照して1件1件の判決ごとにデータベースを作成したものを用いている。 図1 日本の殺人率の時代変化 グラフは刑事犯罪と
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生活保護の母子加算が、12月から復活することになった。民主政権が政権公約の早期実現を目指した結果だが、貧困解消に向けて取り組むべき課題は多い。 Q 3月末で廃止されたばかりの加算が、なぜ復活したのか。今後の課題は。 A 政権交代の象徴とされたため。母子家庭全体への支援の充実が課題。 Q 母子加算とは? A 生活保護世帯のうち、18歳以下の子どもを育てるひとり親世帯に支給される増額部分のこと。地域で金額が異なり、東京23区内で子ども1人の場合は月2万3260円、子どもが増えれば増額される。1人で子育てする母親には追加的な食費が必要だとして、制度創設時から設けられ、その後、父子家庭などにも拡大された。支給対象は約10万世帯に上る。 Q 廃止されたわけは? A 厚生労働省は、「母子加算をあわせた生活保護基準は、一般母子世帯の消費水準と比べて高い」として、2005年度から段階的に減額し、08年度末
これは総務省から2006年に発表された【中小企業白書】中の【少子高齢化・人口減少社会における中小企業】にあるもので、大もとは2002年の【就業構造基本調査】のデータを利用している。 該当文面に掲載されていた、2002年における世帯主(一人暮らしは本人)の年収と年齢、配偶者のいる割合についてグラフ化したのが次の図。 若年層ほど婚姻率が少なくなるのは当然として、20代後半から30代前半までは多少高年収で婚姻率が横ばい・減少する傾向が見られる。これは高年収だと「色々と気持ちに余裕が出来、焦らなくてもよくなる」のか、あるいは「高年収を得るために結婚が後回しにされている」のかもしれない。いずれにせよ、ほとんどの年齢階層において高年収ほど婚姻率が高いのが確認できる。 ●最新データでグラフを作り直してみる さてこれは2002年におけるもの。もしかするとこの数年の間に状況の変化があったかもしれない。そこで
警察庁「犯罪統計書」による。事件発生の認知数のため検挙率の変動とは関係ない。 嬰児殺とは1歳未満の赤ちゃんを殺害すること。まったく関係ない者による犯行も含まれるが、大多数は父母かその愛人、または祖父母の手によるもの。特に母親が9割前後を占める。 小学校就学前は嬰児を含まない1歳以上の数値。 1975年の出生数190万人、2005年の出生数106万人。 小学生数は、1975年1036万人、2005年720万人、72年以降のピークは81年の1193万人 小学生数は70年代の3割減、80年代の4割減ですが、殺される小学生数は7割減、6割減と大幅に減少しています。 ※ 幼女レイプ殺人事件の具体事例 ※ 親による子殺し事件の具体事例 傷害致死は下記の統計表を参照のこと。 警察庁「犯罪統計書」による。嬰児殺とは1歳未満の赤ちゃんを殺害すること。 1945~1972.5.14の沖縄の数値を含まない。 昭
2008年度の生活保護世帯数が114万世帯と過去最多というニュースがあって 2chでは当然のごとく「在日の2人に1人は生活保護」とか「外人の割合見せろ」とか言う人達が多かったので 在日の生活保護受給の割合を自分なりに調べてみた。 間違ってたら教えてほしい。 厚生労働省発表では平成19年までしか見つけられなかったのでそのデータをもとにしてみる。 http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?lid=000001055731 平成19年時点で日本の被保護世帯数は107万世帯、150万人(単身世帯が多い)<追記>2010年では140万世帯、195万人に上った。日本の人口の1.5%、世帯の2.5% その中で被保護外国人世帯数は3万世帯、約4万8千人、全体の3% そのうち韓国or朝鮮人は2万3千世帯、約3万人、全体の2%(ちなみに中国籍が約3000世帯、フィリピ
◆民主党が7月23日、27日に発表した「政策集INDEX2009」および「民主党の政権政策Manifesto」に基づき、「子ども手当」が創設され、「配偶者控除」と「扶養控除」が廃止された場合に家計及び財政に与える影響を試算した。本レポートでは様々な世帯構成や年収で負担の増減を試算している。 ◆配偶者控除と扶養控除は所得控除方式のため高所得者に有利な税制であり、子ども手当は年収によらず一律となるため、民主党案の実現は概ね低所得者への実質税負担を軽減させることとなる。ただし、現行の児童手当に所得制限がある一方で、民主党案の子ども手当には所得制限がない。そのため、年収800万円~1,000万円程度の層でもメリットが大きくなっている。現状との比較では年収300万円程度の世帯と年収800~1,000万円程度の世帯が民主党案で最も大きいメリットを得られる。 ◆子ども手当の支給に必要な財源は、現行の配偶
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● はじめに 「被害者の苦痛の深さを多くの人に知ってほしいと思います」 虐待を受けたことのない多くの人は、それがどういうことなのか、虐待被害者がどういうふうに感じ、何を考えるのかを想像することは難しいと思います。私(院長、Webマスターの竹村)は、毎日のように彼ら/彼女らに会い、しばしば手記をもらいます。そこには、彼ら/彼女らの悲しみや怒りの言葉が書かれています。それはメッセージというより叫びです。 しかし実は、このようなメモや手記の形ですら、被虐待の体験を文章として表現できる人は少ないのです。診察室で聞くのは、大部分がもっと混乱した断片的な情報です。多くの場合、長い治療を経て、そのような断片がつなぎ合わされて被虐待体験の全貌が姿を現します。そのような被害者の声と体験を集め、手記やメモに加えてこのページを作りました。 以下の例では、プライバシーに十分に配慮して、個別の事情は省くか変更し、
「足利事件」を伝える当時の読売新聞の記事*1の一部です。 地裁・高裁の判決文(e-politics - 刑法・刑事政策/足利冤罪事件)と合わせれば、事件の流れの概要がつかめるのではと思います。 なお、被害者とその遺族の名前は伏せました。 1991年12月1日 読売東京 朝刊 一面 14版 1頁 幼女殺害 容疑者浮かぶ足利 45歳の元運転手 DNA鑑定で一致 栃木県足利市の渡良瀬川河原で昨年五月、同市内のパチンコ店員Mさんの長女M・Mちゃん(当時四歳)が他殺体で見つかった事件を調べている足利署の捜査本部は、三十日までに、容疑者として同市内の元運転手(四五)を割り出した。一両日中にもこの男性に任意同行を求め、殺人、死体遺棄の疑いで事情を聴取、容疑が固まり次第逮捕する。M・Mちゃんの衣類に付着していた男の体液のDNA(デオキシリボ核酸)と元運転手のものが一致したことが決め手となった。同市とその周
2009年06月06日21:17 福島章教授が足利事件の精神鑑定録音テープを破棄した心理 幼女がレイプ殺害された足利事件で、無期懲役となった菅家利和さんは冤罪であることが確定するみたいですが、私が興味を惹かれたのは犯罪精神医学者・福島章教授の精神鑑定に関する顛末です。こういうことがあったとは知りませんでした。 福島教授は菅家利和さんが「代償性小児性愛者」であり、本件犯行は「小児性愛を動機として行われたもの」という精神鑑定書を裁判所に提出して、これが判決に大きな影響を与えたようです。 弁護団はこの鑑定書が間違っているとして、それを正すために福島教授に対し精神鑑定の録音テープの開示を二審の段階から11年も求めてきたけど応じないので、2006年に民事訴訟を起す。すると福島教授は法廷に於いて、録音テープはすでに破棄したという、それまでとは違う答弁をしたようです。 いまならともかく、最高裁で刑が確定
織田信長 ぼちぼち、元気にやっています。少し薬にも慣れた...んかなぁ。相変わらず食べられないけど。朝、指がこわばって文字なんて入力できなかったけど、それはほぼなくなった。関節もどこも痛くない。薬効いてきたんやろな。 で、ブログを書こうと言う気がまた起きてきた。 …
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