起死回生のポイントは、「真のニーズ」を離さなかったこと 「90年代から2000年代初期は『米国で人気』となれば何でも売れる時代でした。G-SHOCKは、その絶頂期においても『真のニーズ』から離れなかった。『タフさ』というコアを持ち続けていたことが、低迷からの脱却とその後のブランド育成に繋がったと考えられます」 そう分析するのは、ニッセイ基礎研究所で若者向けマーケティングを専門とする廣瀨涼研究員だ。 1983年の発売以来、これまで4500を超えるモデルが発売された。審美性ありきで設計されたかのような洗練されたモデルでさえ、タフさという根幹から離れたことはないと上間は断言する。
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