ロシアの新興財閥「オリガルヒ」。プーチン大統領との政治的距離が近いこともあり、アメリカやEUではオリガルヒの資産が凍結されるなどの処置がなされている。 大富豪集団・オリガルヒとは一体どんな人物たちなのだろうか。英紙「ガーディアン」が“個性豊か”なオリガルヒたち12組を紹介する。 ロシアでは、アリシェフ・ウスマノフが、ウラジーミル・プーチン大統領の「お気に入り」のオリガルヒの一人であることはよく知られている。2015年まで国内一の大富豪だったウスマノフは、同国第2位の通信大手「メガフォン」の株式の過半数と、鉄鋼大手「メガロインベスト」の株式を大量に保有している。 しかし、ほとんどのアメリカ人は、ウスマノフがフェイスブックの創設を支援したことを知らない。ザッカーバーグが金融危機の煽りで資金調達に難儀していた2009年、ウスマノフはフェイスブックへの投資を開始。最終的には9億ドル(約1000億円