「弱酸性の尿」が健康なからだの証 LDLコレステロール値、中性脂肪値、血糖値、尿酸値……。 健康診断というと血液検査にばかり注目が集まりがちですが、これからは、尿検査の項目にも、もっと注目してください。次のように、尿は、血液に引けをとらないくらい「からだの情報の宝庫」といえます。 【尿のアルカリ度と酸性度――健康体の尿は「弱酸性」】 肉など酸性の食べ物を多く食べたとき、発熱や下痢があるときは、尿はより酸性に、野菜などアルカリ性の食べ物をたくさん食べると、尿はよりアルカリ性になります。尿には体内の酸性物質を排出する役割もありますから、尿のpHは「弱酸性」になっているのが普通です。数値でいうとpH5.5~7.5が標準とされています。 ちなみに、酸性、アルカリ性というと、アルカリ性のほうがいいように思われている節がありますが、そんなことはありません。 アルカリ性では雑菌が繁殖しやすいため、もし尿