ロシア軍の侵攻に対し、団結して抵抗するウクライナの人々の勇姿は、世界を動かしている。 ウクライナの哲学者・作家であるヴォロディミル・イェルモレンコは、ウクライナには自由と民主主義を追求してきた歴史があり、専制の長かったロシアとはまったく違うアイデンティティを持つと、カタールメディア「アルジャジーラ」で述べる。 侵攻で強まったウクライナのアイデンティティ 2月24日、ロシアがウクライナへの大規模な侵攻を開始した。クレムリンは「解放軍」としてウクライナに入ったと主張する一方、ロシア軍はウクライナの市民を容赦なく標的にしている。国中の住宅地、学校、病院、商業施設を爆撃し、避難のための人道的回廊を開くという合意にすら違反してきた。 また、ロシア軍はチェルノブイリとザポリージャ原子力発電所を攻撃し、ヨーロッパを原発事故の脅威に晒している。プーチンは、これらすべてをプロパガンダで正当化しようとし、ウク
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