新型コロナウイルスの大流行などで人との繋がりが希薄化するなか、日本でも昨年末に政府が対策推進会議を開くなど、「孤独・孤立」問題への支援強化が始まっている。 こうした取り組みは世界中に広まっているが、なかでもイギリスのフルームという町は「フルーム・モデル」という言葉もできるほど、孤独・孤立対策の先駆的存在だ。世界中の人々が視察に訪れるフルームではどのような取り組みが行われているのだろうか。 世界に広がる孤立・孤独対策 イギリスのフルームは、1000年以上にわたって羊毛や織物が有名で、後には鉄像の製作でも知られるようになった。しかし最近、この町はもっと独特で緊急性が高いものが名物となっている。孤独との戦いだ。 この取り組みは約9年前に地元の医師ヘレン・キングストンの実験として始まり、あらゆるメディアに取り上げられ、世界各国で研究され、取り入れられるようになった。さらに、新型コロナウイルスによる
![孤独は薬じゃ治せない…つながりを町中で作ったら”医療の奇跡”が起きた | 世界が注目、孤独・孤立対策の先駆けの英フルーム](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e83abb44d13aef7b62cc02e7108b700ea23fc545/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcourrier.jp%2Fmedia%2F2022%2F01%2F28071831%2FBRITAIN-FIGHTING-LONELINESS-1-3-e1643289715720-1600x900.jpg)