元ジャーナリストで気鋭の未来学者のエイミー・ウェブは、AI(人工知能)からアルゴリズムでの恋人探しの経験、正しい占い方の追究まで、幅広いテーマでノンフィクション本を著している。そんな彼女の新刊『The Genesis Machine』(共著。未邦訳)のテーマは合成生物学。医薬品から食品、人間にいたるまで、科学によってこれまでとはまったく違う「作り方」ができるようになるという考え方である。 ──あなたの新著を読むと、人間がどう作られるかについて信念をお持ちだと感じます。たとえば、受精の年齢的な障壁がなくなる、あるいは体外で胚を育てることが可能になるとしたら、私たちの社会は根本から変わってしまうのでしょうか。 実は私たちは、科学がこれほど発展したらどうなるのか、立ち止まって考えてみたことがありませんでした。 子どもを作るというのは、一人の男性と一人の女性にふさわしい生殖構造があることが必要でし
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