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ブックマーク / www.hituzi.co.jp (2)

  • 書評『ルポ 誰が国語力を殺すのか』(石井光太著 文藝春秋 2022年7月刊) | 未草

    国立国語研究所名誉所員 甲斐睦朗 1.はじめに 全国紙に上掲図書『ルポ 誰が国語力を殺すのか』の衝撃的な広告が掲載されていたので、急いで取り寄せた。その衝撃的な広告は、図書の帯にも再掲されている次の表現である。 〈「ごんぎつね」で「母の死体を煮ている」と誤読する小学生たち〉 この内容は、書の序章「『ごんぎつね』の読めない小学生たち」で詳述されている。都内のある公立小学校(校長は国語科上がり)で講演を依頼された書の著者の石井光太さんが4年生の国語の授業を見た。教材は新美南吉の「ごんぎつね」で、兵十の母親の葬式の場面から一つの課題を与えられて班学習の形で取り組んでいた。その段落の文は、次の通りである。 こんなことを考えながらやって来ますと、いつのまにか、表に赤い井戸のある兵十のうちの前へ来ました。その小さなこわれかけた家の中には、おおぜいの人が集まっていました。よそ行きの着物を着て、こし

    書評『ルポ 誰が国語力を殺すのか』(石井光太著 文藝春秋 2022年7月刊) | 未草
  • 英文学術書の販売の現状

    2020年最初のアップする房主の日誌になります。少し悲観的なトーンです。楽観的ではありませんが、ポジティブに打開策を考えてのことです。 ひつじ書房は、学術書を刊行しています。教科書類も刊行していますが、学術書の出版が中心の仕事です。その中でも英文の学術書を刊行しています。年始に数年の売れ行きを分析しました。今回は、英文学術書について、述べます。出版社としては、商売ですから、これらが大評判で売れていますと申しまして、勢いを付けて売っていくのが当ですが、今回はそのようには申しません。売り上げというものは、公開されているわけではないのですし、公開する予定もありませんが、傾向を調べる方法はあります。学術書ですので、大学図書館が顧客として大きな比重になっています。その大学図書館にどのくらい入っているのかということを調べることができます。書名を入れまして、検索しますと何館の大学図書館に入っているのか

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