先日,エルピーダメモリ 代表取締役社長 兼 CEOの坂本幸雄氏に取材する機会がありました。同社は台湾United Microelectronics Corp.(UMC社)と協力し,日本市場向けのロジック・ファウンドリー事業に参入することを2008年3月に発表しています(関連記事1,同2)。なぜ今参入するのか,その狙いについて聞きました(詳細は日経エレクトロニクス2008年4月21日号のNEインタビューに掲載します)。 坂本氏はユー・エム・シー・ジャパン(UMCJ)にいた2001年当時,資本の50%をUMCJ,残り50%を国内LSIメーカーが負担する日本版Siファウンドリーを立ち上げようとした経緯があります。国内のLSIメーカーが小規模の工場をバラバラに保有するよりも,大規模なSiファウンドリーを作って共同利用した方がコスト効率を高められるとのコンセプトでした。この考え方に国内LSIメーカー